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『黒の伯爵と魔法の乙女』 ジェン・ホリング [★オーロラブックス]

黒の伯爵と魔法の乙女 (オーロラブックス)『黒の伯爵と魔法の乙女』
◆邦訳・2009.4.
◆原作・2005.

『冷酷な伯爵に抗えなくて…』




16世紀末スコットランド。魔女狩りで母を失ったマクドネル氏族長の娘で、三姉妹の次女ジリアンは、姉の元婚約者キンクリーグ伯との婚姻を望んでいた。
前妻の死に関わっているという噂と冷酷な雰囲気はあれど、黒い髪と瞳を持つハンサムな伯爵に、ジリアンは初めて会ったときから強く魅かれていた。
そして、家族のなかでただひとり、何の魔法の力もない自分も、伯爵夫人になれれば居場所ができるのだ。女性を信用していない伯爵の気を、なんとかひこうとするジリアン。
だが同じ頃、彼女の身にも不思議なできごとが起こりはじめる。伯爵の前妻の死の謎は解き明かされるのか。
原因不明の病に臥せっている父、そして、ジリアンにもふりかかりだした危険なできごとは何を意味しているのか!?
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◇16世紀末・スコットランド

ハイランダーと魔法の乙女』の関連作。
3姉妹の真ん中・ジリアンの物語。

本作の一番の見所は、ヒーローに焦がれて且つ実家から遠く離れたフランスの年老いた男のもとへ嫁ぎたくなくて、彼に『惚れ薬』を盛っちゃうヒロインでしょうかww

おいおい(汗)と、思ったものの、その後罪悪感に苦しんじゃう様とかヒーローの反応とか惚れ薬の効果とか凄く面白くてにやにやしちゃいましたv (ヒストリカル~な展開がいいvv あ、いや、ヒストリカルでなくとも使えるか…)
しかも、ヒーローに惚れ薬を盛ったと、告白するシーンがもう身悶えもので(笑・どうして告白することになったとか、どういう風に告白したとかは読んでのお楽しみv)

だけど、実はこの惚れ薬騒ぎのお陰でヒロイン一命取り留めるんですよね。う~んww この伏線!

もう一つの見所はヒーローがめろめろになっていく様!
予想はしていたもののww だいたいしょっぱなから『この娘にしておけばよかった』とか言い出してるし…

そして、開眼しないままだったヒロインの能力。 ちょっと予想外で面白かった!
なるほど~~
わかってみると彼女にぴったりの能力ですねv

主軸のストーリーは…案外予想通りでした。私的に。
プロローグでもしかして?○○シーンであれ?と思ったらあらら。
ただ、それが彼女の能力が開眼していくのと上手くシンクロしてるので振りまわされて面白かったですねv

次作はついにすべての謎が明らかになる三女編。
一番気になるのは父親の容態…と言うか、この呪いは誰がかけたものなのか?
そもそも呪いかどうかは判らないけど、でも、怪しい……(てか、本作で進展するかと思ったらぜんぜん…)
てか、三女の彼女の相手は誰だろう?婚約者じゃないような気がする…とか勝手に予測中。


◇ここから下はコミック化の私見なので注意◇

一作目を小林博美先生のイメージで読んだのでこの作品も引き続き。
長女がちょっと強気な美女。
次女がおっとりとして豊満な乙女。
三女がちょっと勝気ででもどこか子供っぽい雰囲気のある娘。
と言う感じで小林先生の絵でイメージが固まりつつありますww

本作ヒーローは影のある黒がメイン基調の冷酷な伯爵なのでも~うイメージぴったりvv

しかし、コミック化が小林先生じゃなかったらイメージ差異が酷くて読めないかも…自分……(汗)
あ、真崎春望先生ならなんとかなるかも(汗)
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