HA-36『悩める恋人たち』 ローリー・フォスター／ステファニー・ボンド

『悩める恋人たち』
◆邦訳・2007.12.



・『謎の想い人』　ローリー・フォスター　　　◆原作・2004.
・『最初で最後の夜』　ステファニー・ボンド　◆原作・2006.
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スピンまみれの短編２作ｗｗ
ステファニー・ボンドのほうは確認してないけどソレくさい。初出も『3 Guys You'll Never Date』だし、どう見てもあと二人のヒロイン友人の話がありそうだ…
短編２作ですが、短い～と、感じない作品２作で読み応えがありましたｖｖ

◆『謎の想い人』　ローリー・フォスター
ヒーローサイドが、PS-27『勇敢なる男たち』T-496『貞淑な唇』の関連作（ヒーロー同士が親友）
ヒロインサイドがHT-3『私の知らないあなた』T-382『愛は止まらない』の関連作（ヒロイン勤め先探偵）
しかし、裏コメントで堂々と関連作表記するなら、キャラクターの名前の訳くらい統一して欲しいと思うのは私だけでしょうか？（デーン→デイン、セリア→シーリア）

ヒーローが謎の女性のヌード写真を手に入れてその女性を探そうとするのですが、彼女は実は親友の彼女で……
ヒロインも写真だけなら『それは隠し撮りされた私の写真よ！』と言えるかもですが、写真と一緒に『彼（ヒーロー）を愛してるからあなたとは付き合えないわ！』という手紙まで彼の手に渡ってしまったものだからとてもじゃないけど言えない羽目にｗｗ　（彼もその手紙がなければその女性を探そうとはしなかったかもｗｗ）

スピンをいろいろ巻きこんだ末に、要するに『男ってどうしようもない生き物なのよね』という展開にｗｗ
写真の君の正体を自分の妻に一発で見分けられた探偵たちの心境はいかばかりかｗｗ

彼女（自分の写真）のことなんかどうでもよくなるくらい私に夢中にさせてやる！と、決意するヒロインと、自分の気持ちを自覚してからとても真っ直ぐなヒーローが素敵でしたｖ

◆『最初で最後の夜』　ステファニー・ボンド
スピン一作目～みたいな展開なんですが（汗）
イマドキのキャリアウーマン３人のお話みたいな展開。

私的に、ヒーローが成功した男性…ってくだりはイマイチ蛇足。
その成功した過程が読めない分……だって、彼が成功の道を歩んでいるはずの間…いや、その前から、ヒロインは死に物狂いで頑張ってたのに、その上を行かれてるとなんか、ちょっと……
納得いかん。

ヒロインに復讐してやる！と、罠に嵌めてたヒーローが改心しちゃうトコは素敵だったんですがｖ

若い時のあの『夜』が互いの気持ちの読みが誤解だった事がちょっと切ないのであとで二人でその誤解を解き合って欲しいものですｖ

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