N-1078『誘惑の赤いドレス』 キャシー・Ｇ・サッカー

『誘惑の赤いドレス』
◆キャシー・Ｇ・サッカー
◆邦訳・2005.10．
◆原作・1999．

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仕事のために誘惑しようとした彼に
いつのまにか引かれてしまうなんて
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マッケイブ四兄弟は、テキサス州ララミーで小さな個人病院を営む両親の退職祝い＆二度目の結婚の誓いのために集まった。
だがまさか、そこで父親の余興のためにやとったはずのストリッパーに誘惑されるとは思いもしなかった。………しかも、医師としてこの町に残ってほしいと。
本作は医師夫婦の唯一の同業の息子、外科医である次男・ジャクソンの物語。

二人の出会いのインパクトが強烈で。
その後は彼女が説得しているのだか彼が誘惑しているのだか（笑）
えぇい！観念して町に帰って来い（爆笑）
あ、ストリッパーに扮していたのは両親の病院の看護師さん（ヒロイン）です。

また、長いミニシリーズだけあって脇のキャラが立ってて面白かったです。

そして、タイトルの『誘惑の赤いドレス』はもちろん物語のキーとなる特別なドレスなのですが、このドレスを作ったブティックのオーナー・ジェナがヒロインになるのが次のミニシリーズ『テキサスの誘惑』の二作目N-1127『甘く危険な取り引き』になります。

タグ：キャシー・Ｇ・サッカー ◆恋が始まる町◆

N-910『今日からは恋人？』 クリスティ・リッジウェイ

『今日からは恋人？』
◆クリスティ・リッジウェイ
◆邦訳・2002.4.
◆原作・2001.

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待つのはもうおしまい。
これからは恋を追いかけるわ！
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それは、平和な日常に起こった悲劇から始まった。
アニーは立ち寄った銀行で銀行強盗に出くわした。銃を向けられながら床に伏せていた時、内向的だった自分の人生を悔やむ気持ちがじわじわと広がって……なんとか開放された時、絶対に生まれ変わろうと決めた。
そんな時、アニーが住むお屋敷の憧れの君であったチェイスと再会する。家政婦のちっちゃな娘のアニーの突然の乱心に気が気で無い彼は……
そして、銀行強盗を知っているような気がするなどと言い出す彼女に保護意欲が湧き上がって……

思いきって行動を起こすんだけど、最後の最後で踏み切れないヒロインが可愛くて（笑）ヒーローがほっとけないと思ってしまう気持ちが……欲望と交じり合っちゃってしまうのでした（笑）
保護者然としてヒロインの廻りをうろうろしちゃうヒーローがナイスでしたｗ

違う方向に踏み切れない二人にいらいらと言うかはらはらしちゃって（汗）あーもぅ！と、思ったところで事件が起こるのではらはら。
スペシャルエディションで少し話が長いので中だるみしたような気もしましたが、面白かったです♪

タグ：クリスティ・リッジウェイ 『初恋』 『プレイポーイ』

N-740『人魚の記憶』 スーザン・マレリー

『人魚の記憶』
◆スーザン・マレリー
◆邦訳・1998.9.
◆原作・1997.

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目が覚めると、彼女は見知らぬ男性の家にいた。
そして、自分が誰であるかを忘れていた。
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ミニシリーズ『トリプル・トラブル』の三作目。（最終話）
三つ子の一番上、ファロンの物語。

ファロンは一足先にバカンスの地へ降り立った。休暇の予定が早まり、妹達より先に楽しもうとリゾートへやって来たのに、既に退屈で堪らない。
そんな時、海に浮かんた小瓶を見つけた。
小瓶の中にはメッセージと地図。『私はアナ・ジェーン。誰も遊ぶ相手がいません。誰かお友達になって！』
興味を引かれて地図の場所へ行こうとしたものの、その最中に……！

目が覚めた時には、手紙の主と彼女の叔父が覗き込んでいた。そして、彼女は自分が誰であるかをすっかり忘れてしまっていたのだ！
自分を取り戻そうとするファロン。そして、従来の性格なのかギクシャクしていたアナ・ジェーンとジャレットの間の絆を取り持とうとして……
そんな彼女に惹かれてゆくジャレット。
二人の間になにかが芽生えようとした時………

記憶を取り戻したファロンが、それまでの自分と自分を失っていた時の自分との矛盾に戸惑い答えを出す過程がとても素敵な作品でしたｖ
そしてまた、ジャレットが自分の中の過去と折り合いをつける過程が……しかも、、アナ・ジェーンがピンポイントでいい役を演じててｖ（彼女の葛藤も涙ものでしたよ～～ｖｖ）

三作品それぞれのヒロイン達の自分自身との戦いが印象的なミニシリーズでしたｖしかも、それぞれの伴侶がそれに綺麗に絡み合っててｖ

ラストにちょっとしたおまけエピローグつきでしたが、みじかすぎて（笑）ちょっと不満～～

タグ：スーザン・マレリー ◆トリプル・トラブル◆ 『記憶喪失』 『三つ子』

N-736『青春の忘れ物』 スーザン・マレリー

『青春の忘れ物』
◆スーザン・マレリー
◆邦訳・1998.8.
◆原作・1997.

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夫との五年ぶりの再会。エリッサは、
過去を忘れて彼の胸に飛び込みたくなった。
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ミニシリーズ『トリプル・トラブル』の二作目。
三つ子の真ん中、エリッサの物語。

エリッサにはどうしても捨てられない過去があった。信託預金を受け取った事をきっかけに過去と向き合う覚悟を決めた彼女は、別居中のままになっている夫の元へ乗りこんでゆき……

孤児院の子供達と触れ合う彼女から目が離せないコール。
試行錯誤しつつもだんだんと距離を縮めて行った二人は……

彼らの一番の問題は二人の間の愛情ではなく、もっと根本的な問題でそれが物語の中から語り掛けて来るようでとても素敵でしたｖ（『今月のヒロイン』の肩書きを背負ってるだけの作品でしたよ）

孤児院の事務長であるミリーのキャラがとても素敵で物語を引き締めてくれましたよｖ
ソレと、孤児院の子供たちも生き生きしてて可愛かった！

タグ：スーザン・マレリー ◆トリプル・トラブル◆ 『復縁』 『三つ子』

N-732『悲しみと踊らせて』 スーザン・マレリー

『悲しみと踊らせて』
◆スーザン・マレリー
◆邦訳・1998.7.
◆原作・1997.

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出会ってから七年、彼のことは親友だと思っていた。
あのキスをするまでは……。
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ミニシリーズ『トリプル・トラブル』の一作目。
三つ子の一番下、カイラの物語。

一卵生の三つ子である三人は見分けのつかないほど外見はそっくり。
そんな特徴を利用して子供の頃子役としてとある番組の主役を勤めていた。
家族間のこたごたがあり、その時の出演料は、彼女達が２５歳になるまで信託預金として預けられていた。その金額は女性一人の人生を揺さぶられるくらい大きく……
三人はもうすぐ２５歳。三人それぞれがお金を手にしたらやりたいことがあって……

カイラは信託預金が手に入ったら旅に出るつもりだった。
ずっと夢だったのだ。いろんな街を旅して過ごして自分のやりたい事を見つける……心配なのは残して行く親友のパトリック。是非とも素敵な恋人を見つけてあげようと条件を並べあげると…あら？私だわ！
そうだ！そっくりな三つ子の姉の一人を紹介しよう！

丁度、旅が目前に迫った時、はじめてお互いを異性として意識しはじめた二人の感情がもどかしい！
姉の一人とデートさせようと目論むのですが、苛立ったヒーローと姉の策略に巻き込まれて結局彼とデートする事になったヒロインの心境がもうもう！
そして、そのあとのお約束がたまりません！

更にはどうしても旅に出る事を諦めきれない彼女を旅立たせるヒーローに涙が止まりませんでした～

この作品で何より印象的だったのが、ヒロインが自分の中の壁を乗り越えて過去の自分と同じような状態に陥った一人の少女を救おうとする過程。
そこでヒロインが自分の中の気持ちと向き合い、更にはヒーローは彼女の本当の姿を知り……

ラストまで目の離せないストーリーでしたよ！（上手く書けなくてごめんなさい（汗））

タグ：スーザン・マレリー ◆トリプル・トラブル◆ 『親友』 『三つ子』

N-939『プロポーズは大胆に』 ジェニファー・マイケルズ

『プロポーズは大胆に』
◆ジェニファー・マイケルズ
◆邦訳・2002.11.
◆原作・1995.

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射るように私を見つめる男。
彼の目的はいったい何？
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カーリーは数ヶ月前に兄夫婦を亡くし、彼らの養子・生後７ヵ月のビリーを育てながら細々と、でも明るく暮らしていた。
そんな時現れた怪しい男はビリーの実の父親だと名乗り彼を法的な手段を用いてでも連れ去ろうとした。
ダメよ！
そんな彼女に彼は同居の提案を持ちだし……

で、同居だけで終わらずｗｗ体面と都合のため契約結婚。
生まれも育ちもまったくの正反対であった二人だが何故かどんどん惹かれあっていき……

この、『全くの正反対』が予想外の『正反対』でｗｗ互いの過去を乗り越えつつ少しずつ信頼しあって惹かれあってゆく二人が素敵でしたｖ
仕事人間だったヒーローが子供に離乳食＆おしめがえとかのシーンがツボでしたｖ（実はヒロインの社交的な行動にはらはらしてました（汗））
意外と？ちょこちょこ顔を出すサブキャラたちが馴染みやすく…でもイメージも穏やかですっきり収まっていて気持ち良かったｖ

ラストが流れ通りにすんなりで、物足りないようなこれでいいような？

不満と言えばタイトル。もっと派手派手しい物語かと思ったのに……

タグ：ジェニファー・マイケルズ 『契約結婚』

N-558『ママがほしいの』 アンドリア・エドワーズ

『ママがほしいの』
◆アンドリア・エドワーズ
◆邦訳・1994.12.
◆原作・1993.

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たった四日間の報酬が五百ドル！
メリーはその話に飛びついた。
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一年前に妻を亡くしたピーターは、そろそろ喪に服すのはやめなさいと母親が進めてくる再婚話にうんざりしていた。
誰かにガールフレンドの代わりをして貰えたら……そんな事を考えながらレストランで注文を待っているとき、つい馴染みのウェートレスに『女性が欲しい』と注文してしまい……

タイトル通りヒーローには子供がｗｗしかも、母親のところに(汗)
しかし、子供はあんまりママが欲しそうじゃなかったケド…（それよりは父親にそばにいて欲しかったと…)

まだ大学生なヒロイン（年は２７くらい)と３０台のヒーローの生活のすれ違いとかも印象的でしたね～～

なにより、ヒロインが抱えていた問題とソレに対するヒーローの解決策にほろりときたお話でした。

タグ：アンドリア・エドワーズ 『シングルファーザー』 『過去の傷』

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