R-2275『シチリアの花嫁』 サラ・モーガン

『シチリアの花嫁』
◆サラ・モーガン
◆邦訳・2008.3.
◆原作・2007.

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つかの間の自由は終わりを告げ、
甘い情熱の檻の扉が閉まる。
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結婚式当日に逃げ出した花嫁が帰還するところから物語ははじまります。
その日、妻は所有物愛人は当たり前のものとする亭主関白な父親と同じ男の元に嫁ごうとしているのだと気が付いたヒロイン・チェシーは、母親の協力の元、そこから逃げ出していた。
だが、半年後、父親はなくなり、母親のことが心配になった彼女はこっそりシチリアへ帰還した。だが、空港を降り立ち、手配していた車に乗った途端、そこに彼女が捨てた夫が待っていた。

父親に抑えつけられていたせいで、自分の魅力も才能もまったく理解していなかったヒロインが、少しずつヒーローに見初められ花開いていく様が楽しい作品ｖ
で、その過程で傲慢亭主関白だったヒーローが、徐々にヒロインを愛し始めいとおしく思うようになる様が楽しい作品ｖ

ラスト前で『彼女の様子がおかしい……もしや、僕を愛していると気が付いて、怯えているのか？ばかだなぁｖ』とか一人ごちるところは大笑いしてしまいましたが。

なんと言うか、ちょっとずれてる情熱的なお話でした（笑）

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