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PS-43『情熱のカウントダウン』 ジェイミー・デントン/キャリー・アレクサンダー/ナンシー・ウォレン [◆季刊本/その他]

情熱のカウントダウン (ハーレクイン・プレゼンツスペシャル)『情熱のカウントダウン』
◆邦訳・2006.12.



・『黒いミュール』 ジェイミー・デントン     ◆原作・2003.
・『リボンのサンダル』 キャリー・アレクサンダー ◆原作・2003.
・『真っ赤なハイヒール』 ナンシー・ウォレン   ◆原作・2003.
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大晦日のパーティーで知り合った三人の女性の物語。
一年前の大晦日、三人は夢の時間も幕を閉じようとする頃、仮面舞踏会の片隅のバーでシャンパングラスを交えた。
ソレがきっかけで親友とも呼べる存在となった彼女たちが今年も同じ仮面舞踏会に出席する。
三者三様の情熱の火花を胸に秘めて。

タイトルは靴メーカーで行われる仮面舞踏会のお土産の靴。
ヒロイン達が手に入れた靴は三人の将来を暗示していて……

◆『黒いミュール』 ジェイミー・デントン
一人目はファッション・ライターのナタリー。
仕事柄デザイナーブランドに身を包みハイヒールで虚勢をはる、彼女の手元に来たのは保守的な黒いミュールで…?

一年前のパーティーで名を告げぬまま別れた(ヒロイン置いてけぼりを食らった)二人の物語。
つか、ヒーローの名誉挽回の物語(笑)
ヒロインの苦悩もヒーローの戸惑いもよくわかるので、あぁ、もう(>_< )

「希望よ、ジョー。永遠と言う抽象的な概念も現実になるのだと思いたいの」
かっこいい!
おとぎ話の中で『永遠』と言うのはよく使われますが、ソレの根底にあるのはコレだ…としみじみ感動したv
忘れがちですよね~

◆『リボンのサンダル』 キャリー・アレクサンダー
二人目はファブリックデザイナーのイザベラ。
動きやすいヒールの低い靴を好む彼女のお土産箱に入っていたのは、羽のように軽いハイヒールの四色のリボンのサンダル。

セックスについて拘りのない彼女。彼女には一年近く前からメールを交わしている男性がいる。
はじめは仕事関係のやり取りだったのだが、いつしか軽い冗談や会話が盛り込まれるようになり…なんでも気軽に話せるメール友達に。
そんな彼が最近ことあるごとに会いたいと言ってくる。
でも、だめ。あったらセックスをしてしまう。そうなったら、この関係も壊れてしまうの……

ヒーローが一途で!
いちいちときめいてしまいました(笑)

◆『真っ赤なハイヒール』 ナンシー・ウォレン
三人目は会計士のアリアナ。
保守的で毎年黒い靴を望む彼女の手元に来たのは、足首のストラップにクリスタルのビーズが使われた真っ赤なハイヒールと……

二人の出会いはとあるチャリティオークション。主催者と会計責任者として。その後、彼女の腕を認めた彼は彼女に会計業務を依頼する。
それから2年。彼女はずっと彼に淡い思いを秘めてきた。でも彼は、女性としての彼女に気付いてもくれない。その上、退屈な人間だとほのめかされ……
いいわ!そうでないことを証明してみせる!

1話目からずぅ~~っと引っ張っていたロマンスvv 会計士とその雇い主の恋v
あまりに引っ張り過ぎて、ヒロインがデートの衣装を選ぶシーンは二話目にお任せしてあります(笑)
待っただけに!!(身悶)
ヒーローのジレンマなシーンもよいのですvv
ただし、ヒロインの睦言に関する勘違いに爆笑ww
ヒーローちゃんと訳そうとしてるのに……ヒーローも『悪態』だと勘違いされた時にちゃんとただして下さいよ!

三作くるっんっと纏まって、楽しい連作&競作でしたvv

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