『情熱の果てに』 藍まりと

『情熱の果てに』
◆コミック化◆藍まりと
◆原作◆シャロン・ケンドリック
◆発行◆2008.10.



かつて無垢な少女だったジェニファーは、世界的に有名な俳優マテオに愛され花開き、妻、そして女優としての道を歩みはじめた。
だが人気絶頂の今、忙しさが災いしてふたりはもはや離婚は秒読み段階となっていた。
もう会うこともないはずのふたりはしかし、カンヌ映画祭で半年ぶりに再会する。最初こそ反発しあったものの、エレベーターのなかで思わぬ激情に流され、ふたりは体を重ねてしまう。
それから数週間後、ジェニファーは体の変調に気づいた。
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プライドとすれ違いと思い込みとが二人の溝を大きくし、糸は切れる寸前で……それなのに再度運命の糸は絡まり始め……

二人が、互いの不安を認め合い受け入れあうシーンがとてもぐっと来る作品。
この感覚って普通に自分たちの普段の生活の中にも言えることなんですよね。
これがなかなか難しいんですが。
それゆえに有名俳優カップルという特別な環境の二人の話であるはずなのに共鳴してしまうんですよ～～

どうでもいいんですが、この『カンヌの誘惑』（というシングルタイトルに共通テーマ３部だったのです）の作品やたらエレベーターでごにょごにょなような……原作読んだら報告しますｗｗｗ

このストーリーやたら電話のエピソードが面白い。面白いというか効果的。
職業柄かな？でも、最近あまり見ないな～こういう展開。（にやっとわらうハルとか飛んでくるプライベートジェット機とかｗｗ）

藍先生ハーレ２作目。
１作目よりちょっと大味かな～と、思いつつ（汗）
ただ、作品内容ともあいまって白黒の時代の映画を見ているかのようです。場面転換がこぎみよくて。　さらっと流してあるところがモノクロの曖昧さに見えていいんですよね～ｖ
それと、大人っぽいのに純なヒロインが上手に表現してあってｖｖ
何度か読み返すとだんだん味が出てきますｖ

『カンヌの誘惑』（３話のうちの１作）
んでもって原作。積読。
◆発行◆2007.4.

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『情熱の果てに』

ぽちっとお願いｖ

タグ：藍まりと シャロン・ケンドリック 『復縁』 『芸能人』 ［ハーレ社コミック］

コメント 3

原作は3話連作ものだったんですね！

私はこの漫画の「古きよきハリウッド映画ちっく」な雰囲気がツボにハマりました（*^_^*）


by NO NAME (2009-04-16 11:12) 

すいません、名前のせずにコメント送信しちゃいました。。。
by なすか (2009-04-16 11:14) 

＞なすかさん

あ、3話連作ではなく同一テーマ（今回はカンヌ映画祭が舞台…同一舞台からスタートかな？…）の競作間違い…のはずです（汗）　失礼しました～
ちなみにこの作品と『ラストシーンは熱く／三浦浩子』と『プリンセスになる日／未コミック化』の３作。

＜古き良きハリウッド映画チック
あぁｖ上手い表現ですｖｖ
ホント、雰囲気が良かったですよねｖｖｖ
by 合歓木ゆん (2009-04-17 22:52)