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『仮面の花嫁』 藤田和子 [◆ハーレクインコミックス]

仮面の花嫁
仮面の花嫁 (ハーレクインコミックス・キララ)『仮面の花嫁』
◆コミック化◆藤田和子
◆原作◆サラ・モーガン
◆発行◆2009.3.



アリージアは、ギリシアの富豪一族に生まれながら冷酷な祖父に家を追われ、母とふたり、つましく生きてきた。しかし今、15年ぶりに祖父に呼びだされ、突然「おまえの結婚相手を決めた」と告げられる。相手は同じギリシアの名門フィオルキス家の嫡男セバスチャン。
長年、両家は敵対してきたというのに祖父は何を企んでいるの?でも、この話を受ければ病気の母は助かる。
アリージアは覚悟を決めるが、結婚相手セバスチャンが自分をどう扱うかまではわからなかった…。
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はぴえん!一番最初のKirara(ハーレ社の雑誌掲載作品のコミック化レーベル)の感想は原作もコミックも大好きなこの作品から行こうかとv
ただもう私が書くまでもなく皆さん読んでおられるような気がするんですが(汗)

前にも何処かの記事で書いた気がするんですが(汗)
私にとっての藤田先生のハーレ作品の一番の魅力は、ヒーローがヒロインに惹かれていく過程がすごくわかりやすくて、手に取るようで、じれったくて身悶えてしまうところv
特に本作はヒーローにとってヒロインは憎むべき娘であった筈なのに、何処か目が離せず惹き付けられて、その違和感に翻弄され謎を解き明かしていく過程でどんどん彼女をかけがえのない存在だと認識していく雰囲気が見事で!
そんな雰囲気に呼応していくようにヒロインも彼から離れられなくなっていって……

そして、その二人の感情に絡み合うように事情がとき明かされていって。
惜しむらくはエンディングがさっぱり終わっちゃった事かな(汗)
ちなみに原作では彼女にとって一番の問題であった事象が奇跡的に問題でなくなるシーンがエンディングになってますv コミックのラストとエンディングの間の出来事…くらいかな?

傲慢だどうのこうのの表現は私は苦手なんでこのあたりで勘弁して下さい(笑)
ただ、それだけの過去を秘めていたらこれぐらいの衝突はあるだろうとか思ってしまう。

……しかし、みなさん契約結婚もの好きねぇ(笑)と、しみじみ。
宙出版の10周年記念企画でもトップは小林先生の契約結婚ものでしたし、多分今ハーレ社でアンケートをとったらこの作品が(少なくとも上位に)来ると確信してます。

………いや、私も大好きなんですがwwww


仮面の花嫁 (ハーレクイン・イマージュ)『仮面の花嫁』
んでもって原作。既読。
◆発行◆2006.9.


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