『恋におちた伯爵』 篠崎佳久子 [◆ロマンスコミックス]
『恋におちた伯爵』
◆コミック化◆篠崎佳久子
◆原作◆バーバラ・カートランド
◆発行◆2009.10.
タリアは病身の母を抱えながら、生計を立てるために身分を隠して帽子店で売り子として働いていた。
そんなタリアを見初めたヘリントン伯爵は愛人になるよう迫る。
父ガヴァシャム卿が亡命中でなければ、こんな屈辱を味わうこともないのに。タリアはれっきとした貴族の令嬢らしく、ヘリントン伯爵の申し出を断るが……。
====================
◆19世紀・イギリス
ストーリーの展開としては諦めきれない伯爵が何度もアタックの末、デートにこぎつけさらにメロメロにv その最中に彼女のとある秘密を知ってしまい……
この時代の貴族ならこれくらい当たり前だろうと言った感じのヒーローの言動に、どこか誠実さを感じてしまうのであんまり傲慢とか思わなかったんですが…(帯に傲慢な伯爵と書いてあるのでw)
本作、ヒロインがすっごく自分の足で立ってる女性でけなげで可愛くてですねvv伯爵の申し出を断りながらもゆれちゃう心境とかもうたまりませんv
そして、気持ちよくおしゃべりしてヒーローの心を掴んでゆく様が素敵v
あ、あと、従者(かな?)のヘンリーのキャラがツボでしたv
ヒストリカルなので感覚が違うと言えばそれまでなんですが、彼女が2度も近所の人とかに大金を預けるのをみてはらはらしてしまいました(汗) げ、現代感覚が抜けません…
篠崎先生2作目のバーバラ・カートランド。
やっぱりちょっとぼんぼん系という印象が抜けないのは相性の問題なんでしょうか? ハレ友さんが『可愛い傲慢系』と、称されててすっごい納得いってしまった(笑)
作画的には安定されているので、近年の篠崎先生がお好きなら問題ないかと。 描き込みがしっかり入ってるのでコンテンポラリーより読みやすいかと。(コンテの場合は背景なんかにも目が留まらずざーと流れちゃう事が(汗))
個人的には前作(『公爵の恋の手ほどき』)より本作のほうが好みvv
なんと言っても、ラスト、追いかけてくる伯爵と泣き崩れちゃうヒロインがパターンなのに凄く良いんですものvv
『ふたつの顔のタリア』
んでもって原作。未読。
◆発行◆1988.7.(バーバラ・カートランドロマンス)
◆再販◆1991.2.(ツインロマンス)
◆コミック化◆篠崎佳久子
◆原作◆バーバラ・カートランド
◆発行◆2009.10.
タリアは病身の母を抱えながら、生計を立てるために身分を隠して帽子店で売り子として働いていた。
そんなタリアを見初めたヘリントン伯爵は愛人になるよう迫る。
父ガヴァシャム卿が亡命中でなければ、こんな屈辱を味わうこともないのに。タリアはれっきとした貴族の令嬢らしく、ヘリントン伯爵の申し出を断るが……。
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◆19世紀・イギリス
ストーリーの展開としては諦めきれない伯爵が何度もアタックの末、デートにこぎつけさらにメロメロにv その最中に彼女のとある秘密を知ってしまい……
この時代の貴族ならこれくらい当たり前だろうと言った感じのヒーローの言動に、どこか誠実さを感じてしまうのであんまり傲慢とか思わなかったんですが…(帯に傲慢な伯爵と書いてあるのでw)
本作、ヒロインがすっごく自分の足で立ってる女性でけなげで可愛くてですねvv伯爵の申し出を断りながらもゆれちゃう心境とかもうたまりませんv
そして、気持ちよくおしゃべりしてヒーローの心を掴んでゆく様が素敵v
あ、あと、従者(かな?)のヘンリーのキャラがツボでしたv
ヒストリカルなので感覚が違うと言えばそれまでなんですが、彼女が2度も近所の人とかに大金を預けるのをみてはらはらしてしまいました(汗) げ、現代感覚が抜けません…
篠崎先生2作目のバーバラ・カートランド。
やっぱりちょっとぼんぼん系という印象が抜けないのは相性の問題なんでしょうか? ハレ友さんが『可愛い傲慢系』と、称されててすっごい納得いってしまった(笑)
作画的には安定されているので、近年の篠崎先生がお好きなら問題ないかと。 描き込みがしっかり入ってるのでコンテンポラリーより読みやすいかと。(コンテの場合は背景なんかにも目が留まらずざーと流れちゃう事が(汗))
個人的には前作(『公爵の恋の手ほどき』)より本作のほうが好みvv
なんと言っても、ラスト、追いかけてくる伯爵と泣き崩れちゃうヒロインがパターンなのに凄く良いんですものvv
『ふたつの顔のタリア』
んでもって原作。未読。
◆発行◆1988.7.(バーバラ・カートランドロマンス)
◆再販◆1991.2.(ツインロマンス)
篠崎先生の作品は好き。
バーバラ・カートランドのヒーローは傲慢なんだけど
可愛い傲慢系なんですね。この伯爵はw
by イヴ・D・ローク (2009-10-08 21:56)
>イヴ・D・ロークさん
可愛い傲慢系ですww
たぶん、篠崎先生以外の方が描かれたらもうちょっと傲慢っぽかったのかもしれないキャラですね~
ほら、篠崎先生、完全に傲慢系だと冷酷っぽい感じになると思うんですよ。本作ヒーロー、それが無いですもんww
ある意味ばっちり貴族のぼんぼん?(笑・前作ほどじゃないけど)
by 合歓木ゆん (2009-10-09 23:36)
前作の時に、
「篠原先生がバーバラ・カートランドぉ~?」
と多少不安に思ったのですが、
さすがはベテラン、書き分けバッチリ。
リンダ・ハワードも古風なヒストリカルも、
シークもOLも何でも描けちゃう。
おっしゃるとおり、安定感抜群。
それにしても、昔ポップティーンだったかな?で、
ABC漫画描いてた方とは思えませんね。
絵柄はその頃と全然変わってませんけれども。
前作も今作もヒロインが慎ましくて、
愛らしくて、強くて勇気があって、素晴らしい。
すぐに股を開く近作のヒロインたちに
爪の垢煎じて飲ませたいですよ、大量に、ええ!
しかし、篠原先生って
お仕事上げるの速い方なんですかね。
両社で結構さくさく使われてる気がするんですが。
篠原先生に限ったことではありませんが、
同じ先生が短い期間で何作も出ると、
さすがに食傷気味に。
まだ作家さんはいっぱいいるはずですから、
もうちょっとバリエーションつけて欲しいな、
なんて思ってしまったりして。
by まお (2009-10-11 23:06)
>まおさん
確かにww<篠崎先生がバーバラ
あの時はペニーのシークモノと同時発売だったので逆に好対照で違和感無く読んでしまいましたので言われてみれば(笑)
個人的にはヒーローがちょっとぼんぼんぽっかった分ヒロインがしっかりとしてほかのバーバラ作品より際立って見えた気がしましたv
でも、流石にこれ以上続くとアレなんですけど…(びくびく)
両社でさくさく発表されてるんですが、その分作品の色がはっきりしていたバーバラ作品以外がとても走って見えて記憶に残り辛いです…
こんな事では今後が心配ですよ……
篠崎先生のABC漫画ちょっと見てみたかったです~~
by 合歓木ゆん (2009-10-15 13:22)