『宿命のロザリオ』 橋本多佳子

『宿命のロザリオ』
◆コミック◆橋本多佳子
◆発行◆2009.11.




１９世紀末、パリの街に突如現れたアルベール・ロランは、富豪たちから財宝を鮮やかに盗み出しては民衆に分け与える美貌の怪盗。
上流階級社会に退屈していた伯爵令嬢ローズは、家宝のロザリオを狙うアルベールによって誘拐事件に巻き込まれてしまう。その最中、ローズはアルベールに恋心を盗まれてしまい…！？
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実は、日本での作品としてのコミック内容的にはそんなに目新しくないな～と、思うんですが（笑…っていいのかな？だって、ねずみ小僧みたいな…ネタだと思ってしまって（汗））流石、長年ロマンス小説のコミック化をされていた橋本先生だけあって見事な味付けがしてあるのでとても素敵なのですｖｖ　（あ、というかこういうありきたりなネタを昇華される方が面白いのかもｗ　基本王道ですものね！）
なので、内容は語りませんｖ　是非読んでみてくださいｖ
というか、一番語りたいのはラストシーンなので！　それまではその伏線なのだわッ！と、思えて仕方ないｗ

ｍａｒｉｅ2007.12.月号に掲載された短編に、ほぼ半分近くの加筆をされての発行になりました。
ベースが、２年前の『描き下ろしの半分の作画』と言うこともあり、最近の『仕事詰められすぎですよ！橋本先生！』という作画から見ると流石に雰囲気違うなぁ（汗）
橋本先生はコレくらいの方が好き～ｖ

雑誌掲載時は『物足りない』と、思ったんですが、たっぷりのエピソード追加ですっごく読み応えがありになっておりましたｖｖ

実は意外とロマンス小説的には『１９世紀末・パリ』という設定は珍しくて、その点でも楽しめましたｖ
逆に最初、それで違和感を覚えたものですがｗｗ

この作品、このあとロラン家のきょうだいの話へとつながります。
短編で読んだ時も『まとめて読むとすっごく面白い！』と、単行本になるのを楽しみにしていたので、そちらも加筆発行！と言う事で大変楽しみですｖ

ぽちっとお願いｖ

タグ：橋本多佳子

コメント 4

橋本先生は好き♪
加筆されたんですね。
19世紀は英国の話が主流ですよね。
おフランスって珍しい
by イヴ・Ｄ・ローク (2009-11-18 13:07) 

＞イヴ・Ｄ・ロークさん
そうなんですよ～
このページ数でどうやって３話をコミックスにされるのかな～っと、思っていたら、大幅加筆で各１冊ずつになって吃驚ですよ！

意外と面白い時代ですのにね……＜１９世紀フランス
一応、イギリスがロマンス小説の発祥の地でしょうから、敵国になるから…とかなんでしょうか？(笑)
by 合歓木ゆん (2009-11-20 20:40) 

やっと読んだデス……
いや～面白かった！！
「恋する怪盗」というシリーズ名が正にピッタリ！！！
やっぱり橋本先生はお転婆令嬢がうまいです。
んでもって、ヒーローに恋しちゃって夜ごと夢で妄想してしまう……
さらに中盤でのキスで……
ううっ！！これぞ身悶え！！！（違う？）

今回はヒーローの心情が分かりやすくて、もにゃもにゃもなくてスッキリ！！
恋して楽しそうな嬉しそうなヒーロー見たのは初めての様な気がします。

（回想に出てくるだけだからそう感じなかったけど）悪者もおらず、物足りないと感じる人もいるかも知れないですけど、私はこんな感じで充分です。
ってゆーか、恋する二人に身悶えしちゃってどーでもよくなったデス（バカ）
妹の顔バレなのに逮捕されないとかも含めて（笑）

唯一の難点、とゆーか、苦情は「あとがき」が無いこと！！
半分近く加筆したんだからかなりの苦労＆思い入れがあるハズ！！
こーゆーときこそ「あとがき」でその胸の内を知りたいのにーーーーーーーー！！！！！
宙のバカーーーーーーーーーー！！！！！！

次は妹がヒロインなんでしょうけど、お相手は最後にちょっとだけ出てきたあの人だといいなぁ（熱烈希望！！すっとぼけたカンジ＆メガネがイイです！！）

あぁ、疲れた体にハーレは良い…
by ヨッシー (2009-11-21 11:02) 

＞ヨッシーさん
面白かったですよね～ｖ
というか、私の感想褒めてるんだか貶してるんだか（汗）

というか、怪盗のくせに感情わかりやすすぎって欠点だわ～ｖｖ
と、思いつつそこが良いんですよね～ｖ

ほんと、あとがき欲しいですよね……
一応雑誌掲載作品だし、ちょっと期待していただけに残念です(ノд・。)
光崎先生の時にも思いましたけど、特に『オリジナル』だと思いいれもひとしおであろうのに……こういう時こそ一言欲しいですわ～

んふふ、２作目のヒーローは御推察どおりですわｖ（と、ばらして大丈夫ですかね？）
もう一度読み直したいので掘り出しに行かねばｖｖ
by 合歓木ゆん (2009-11-23 19:47)