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『ひそやかな初夏の夜の』 英洋子 [◆ロマンスコミックス]

壁の花 ひそやかな初夏の夜の
<壁の花>ひそやかな初夏の夜の(エメラルドコミックス ロマンスコミックス)『ひそやかな初夏の夜の』
◆コミック化◆英洋子
◆原作◆リサ・クレイパス
◆発行◆2009.11.



貴族の令嬢アナベルは社交界一の美貌を誇っているが、持参金がないため誰からも求婚されない。今季で夫を決めなれば、残るは愛人になる道だけ。
そんな中、パーティの“壁の花”三人と知り合い、お互いの夫探しの手助けを約束する。そして貴族に狙いを定めるが、粗野で傲慢な青年実業家サイモンに愛人になるよう提案されて…!?
====================

原作を読むのも楽しみにしていて(笑)張り切って原作とコミック同時読みをしちゃったものだから(汗)どうしても感想がそっちに偏ってしまってそっちメインですのでご注意下さい(汗) 書けそうなら後で追記するかも?(と、今まで引っ張っていた…)

で、比較感想。
も~~コレでもかってくらい詰めてある(汗) ここまで詰められると逆に文句も言えないんじゃってくらい(汗)
ざっぱりカットしてあるな…というのは『泉』のシーン(コレは2作目でもカットしてあった)と『新婚旅行』の詳細シーンぐらいだと感じてます。
あとは、カットするにしてもメインの場面を入れるために構成の都合上…という感じ。
原作を読んでいると十数ページで展開しそうだな~って話を3ページくらいに詰めてあるので……

心配していたヒーロー像はちゃんと一応『粗野で傲慢』そうに見える!
優しげに見えるところはヒロインの前だからよvうふふふv とか思っておりました(笑)

一番の不満点はやっぱりこのページ数ですよ……
ここまで英先生が綺麗に作画・構成をしてくださっている分、もっとしっかりした形で読みたかったなぁ~と、言うのが。
特に英先生は『原作の流れを変えずにコミックらしいオリジナルのちょっとした小話』を詰めるのが上手な先生なのに、それが見られないのは悔しい……ヒロインたちの『手紙』のシーンを4人でかしましくきゃいきゃいvに変えてある…そんな感じで……

で、コミック物凄く走ってあるので(汗)物足りないな?って方には原作お勧めです。
個人的にロマンス小説を読みなれない自分が原作読んでてう~~んと、思ったのは、性器の表現が直接的に出てる事…でしたが(汗)フランス書院でも隠してあるよ~(笑・いや、だからこそ逆にいやらしいんですがw)

やっぱり英先生は原作の雰囲気を捉えて作画されるのがお上手ですわv と思いましたよv
作品のキャラクターが英先生の作画で頭の中でくるくる動いてくれるんですよ~v(だからこそもやもやが切れなかったといいますか…)

ひそやかな初夏の夜の (ライムブックス)『ひそやかな初夏の夜の』 (ライムブックス)
んでもって原作。既読。
◆発行◆2006.6.


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まお

そう!そこなんですよ!
リサ・クレイバス作品の最大の欠点がまさにそれ!
クラシカルなヒストリカルなのに、
性的表現が露骨で生々しいんです…(@_@;)
テンプやブレイズだってああまで凄くないわっ…

今作品はヒーローが平民だからそうなのかと思いきや、
他作品も同じくセクシーの領域をとうに超えていると…
読者の好みというか、
最近の風潮に迎合した感が否めませんが、
明らかにその部分だけ浮いちゃってるんですよね~(^^ゞ
さすがにロマンスコミックでは描ける限界があるので、
そこらへんはお上品にまとめてくれてますから
取り敢えず安心ですが(^^;)
by まお (2009-11-18 07:55) 

合歓木ゆん

>まおさん
ん~一応固体表現以外はそこまで気にはならなかったんですよね~
なんと言うか、それだけ特異性のある(笑)ヒーローっぽい感じなので…らしくてハマってると思うんですよ~…一応『官能度が高い』と呼ばれるような作品からすればまぁ、ごにょごにょかなっと思いますし(笑) 
あ、でも、ぴーー(おいおい)だとは思いましたが…もうちょっと各人個性があってもw

で、その表現自体は別に邦訳時に綺麗な日本語で誤魔化していただければ良かったのにな~っと、思ってしまって(苦笑) そこが邦訳の利点になりうるでしょうに…と、もやもや(笑)

秘すれば花だと思うんですけどね……
by 合歓木ゆん (2009-11-20 20:32) 

イヴ・D・ローク

アタシもこのシリーズは好きなんですよ。
リサ・クレパス上手だなぁって思います。
それを一冊のコミックにするのはなかなか大変な作業なんでしょうね。

アタシはこのシリーズで1番好きなのは「冬空に舞う堕天使と」なんです。
コレはもーリサの作品の中でも1,2位を争うくらい好きw
by イヴ・D・ローク (2009-11-22 22:52) 

合歓木ゆん

>イヴ・D・ロークさん
ほんとに『コレもコレももっと深めて欲しかった~』って言うシーンでいっぱいです(ノд・。)
ラスト前とか『カットするのはわかるけど、コレをカットすると後のシーンが…(ノд・。)』とか、もう(汗)

『冬』は岸田黎子先生が12月発売でコミック化です~
これもどのくらいつめつめになるのか…(っていっちゃぁいけないか(汗))
by 合歓木ゆん (2009-11-23 19:58) 

なすか

今頃読みました(というか自室内遭難を発見しました)

面白かったです。ここでゆんさん方の感想を聞いてたので、これからカットされたエピソードや、もっと詳しい描写を知るために原作を読むのが楽しみになってきました。


…最近思うんですけどね~、やっぱり「漫画→原作」の順番で読む方が喜びが倍増する確率が高いと思うんですよ。

なかなか逆で良かった~ってことは少ないかなぁて思います…(星合先生の「背徳の花嫁」は漫画の方が好き…というか原作が嫌いだった…)

ページ数さえ解決したらパーフェクト!な先生方もいっぱいいるのにね~。
by なすか (2009-12-09 14:20) 

合歓木ゆん

>なすかさん
自宅内遭難、救助されてほっとしましたv
出来ましたら原作も楽しんでみてくださいませv

基本的には『漫画→原作』の方がもやもやが少ないでしょうね~~
それに、キャラクターのイメージがハマっていたら頭の中でくるくる動いてくれるのが楽しくてv

ただ、私は小説を読んでいる時の『早く先が読みたくてページを繰る手が止まらない』感覚が大好きでv
さらっと漫画を読んでしまってから小説を読むとその感覚が落ちてしまうのが悲しいんですよね…(それに、あ、ここが違う!ここが違う!と思いながら集中できないのも悔しい)…特に今回のようなつめつめだと(汗) パーフェクト!な場合だと情緒補完~vともなるんですが……

難しいですねぇ(汗)
by 合歓木ゆん (2009-12-14 20:24) 

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