『心のシンフォニー』 碧ゆかこ

『心のシンフォニー』
◆コミック化◆碧ゆかこ
◆原作◆レイ・モーガン
◆発行◆2010.3.



王位継承者の選定に苦慮するニローリ王国を訪れた、亡き皇太子の婚外子アダム。
経営する映画会社が危機にさらされている今、王位につくことは会社を守る資金を手に入れる最後のチャンスだ。
滞在中用意されたのは盲目の美しいピアノ教師の離れ。ともに暮らすうちアダムは、孤独のなかにあっても変わらない彼女の強さとひたむきさに惹かれ始める。しかし二ローリ王家には、君主の結婚に関する固い掟があって…!?
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ミニシリーズ『ニローリ・ルールズ』第７話。
ジョルジョ国王第１子アントーニオ故皇太子の婚外子アダムの物語。１作目・２作目ヒーロー＆４作目・６作目ヒロインとは異母兄弟にあたります。

会社の危機、そして、反抗ばかりしている子供。婚外子である自身の感情。その上、謎めいた盲目の美女に惹かれ……ニローリのルールを知らないが故に振り回されるアダム…
正直、ニローリのルールが最初からわかっている王族であれば巻きこまれなかった展開なんですよね…（ミニシリーズ内におけるこの作品の役割はそこだと思う）

結構重たい上に無茶な展開です（汗）ヒロインが盲目ってだけでも…
でも、二人の感情は気持ちよく伝わってくるし、アダムとジェレミーの関係はきゅんｖｖと来ますｖアダムと彼の父親のエピソードはほろりろり。

ニローリのその後も気になりますが、アダムたちがどうなったのかがすっごく気になるんですけど～～
（でも、どんな状況でも笑って乗り越えられる３人だと思うの）

碧先生は作画は凄くシャープでお綺麗だし、ヒーローもかっこいいと思うのです。
でも、何時もどこか完璧すぎて冷たいイメージがぬぐえなかったのです。ヒロインは生気のないお人形のように見える事もあるんですよね……（逆にそう言うイメージがハマる時は凄くいいｖｖ）
なのですが！
本作はヒーローがとっても素敵な表情を見せてくれてｖｖもうもうｖ　おちゃめというか、キュートというか、やんちゃっぽいというかｖｖ
いたずらっ子に振り回されるヒーロー＆親の愛情が欲しくて周りを振り回してばかりいる子供ｖ　ジェレミー、かわいいｖｖｖ
いや～ｖ新境地を見せていただいた気がしますｖｖ

唯一残念だったな～と、思うのは、盲目であるヒロインが作画でわかりにくいんですよね（汗）
確かに視線が不確定で定まってない描きわけがされているのですが…もっとぱっと開いた人でもわかりやすいような表現にしていただきたかったです～（見えてるんじゃない？とか思えたりするんですよね…）
盲目の人…がよくそういう表現をされているのでイメージがついちゃっているからそう思うのでしょうか？
ヒロインがイメージぴったりだったのでさらに残念に思っちゃうのかも…

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『心のシンフォニー』


『心のシンフォニー』
んでもって原作。積読。
◆発行◆2008.10.


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