『海と月とプレイボーイ』夏海鈴

『海と月とプレイボーイ』
◆コミック化◆夏海鈴
◆原作◆モーリーン・チャイルド
◆発行◆2010.6.



月夜の豪華客船――クルーとして働くジェナはプレイボーイの億万長者として知られる社長のニックから声をかけられた。
夢のような彼からの誘い――でも彼は社員とは絶対恋愛しない主義。ニックはジェナを乗客と勘違いしていたのだ。真実を知れば彼は私を許さないだろう。そう思いつつも、現実離れした客船での月夜の甘い夢に溺れどうしても本当のことを告げられないジェナ。
そんな彼女に突きつけられたのは、真実を知り激怒したニックからの残酷な別れの言葉だった!
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母は強し！でしょうか？
竹を割ったようなジェナの性格が気持ちいいんですが、母ゆえの優しさと柔らかさも秘めていて嫌味がないのもいいｖｖ
子供がこの時期に飛び出す…ってゆーのだけがアレですが…そこまで金銭的＆連絡のとれない事態に苛立っていたのかしら……確かに性格的には納得ｗ(いや、でもな～～)

しかし、どこまでもヒーローの決断にけちをつけたくなります…最後の最後まで……『ど～～しても』じゃないわぁｗｗ
将来的にヒロインに振りまわされぶつかり合いつつ、上手く操縦される姿が目に浮かぶようです……

ハーレ２作目の夏海先生。
本作は前作より先生の作品カラーに合っていたと思いますｖ
気の強いヒロイン、軽快なテンポ。
個人的に惜しむらくは…双子ちゃんが可愛いんだけど…人形のような可愛さで生気がない気が(汗)　そう言っちゃうと夏海先生のキャラクター自体がそう見える気もしますが…大人のキャラは凄く表情も行動も生き生きしてるので目立たないんですよね…むぅ

今回の一番のツボはニックのアシスタントのテレサ…でした。
職務に忠実で完全無欠なアンドロイドのようなおばさまかと思いきや…ニックを見下す表情とか同情するような柔らかい表情とか…魅せて頂きましたｖｖ

夏海先生の作品は若い読者さんに受けそうですよねｖ　読みやすいし(代わりに年配の読者さんにはかるすぎるかも？)
それでいてハーレらしさもあるので、いろんなひとがハーレを読んで頂けるきっかけになるといいなぁｖ

下のタグ、一夜の恋とはちょっと違いますが、雰囲気はそんな感じで間違いないかと。

『海と月とプレイボーイ』
んでもって原作。未読。
◆発行◆2009.10.

タグ：夏海鈴 モーリーン・チャイルド 『双子』 『シングルマザー』 『一夜の恋』