『すみれ色のウエディング』 綾部瑞穂

『すみれ色のウエディング』
◆コミック化◆綾部瑞穂
◆原作◆リズ・フィールディング
◆発行◆2011.1.



友人の婚約者トムを見たとき、シルヴィーは鼓動が激しく高鳴るのを感じた。芽生えたばかりの恋心を押し殺し、ウエディング・プランナーとして友人のために結婚式の準備をするが、式の直前になって友人が駆け落ち!　
失意の彼を慰めた夜、情熱のまま彼と結ばれてしまう。妊娠を告げる手紙を送るが、なんの連絡もよこさない彼の不実な態度に絶望するシルヴィー。
しかし、まさか雑誌の企画で花嫁役をやることになった“夢の結婚式”で、彼と再会するなんて・・・!?
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はじめて出会った時、二人はウエディングプランナーの花嫁の友人とそのフィアンセ。
友人とヒロインの会社の従業員の駆け落ちと言う形で二人の縁は切れるはずだったのですが、残ったのは請求書。
支払いを催促するために何度も連絡をとり、捨てられた花婿としての腹いせで彼女を振り回している内に二人は、互いの中にあった惹かれ合う気持ちを抑えきれなくなり……

結ばれたは良いものの、あれやこれやそれやと誤解や行き違いががあってもうはらはらしっぱなし！
手紙が落ちた時はもうどうしようかとッ！！
ただ、いろいろはあったものの、二人が時折交わす視線や行動で、想い合う二人の姿が垣間見えるので何かあっても二人なら大丈夫～と、安心して……次に何が出てくるのかはらはらしながらｗｗ
実は二人自身で結婚式を企画しちゃうシーンなんかにやにやしちゃいましたｖｖ

個人的に物足りないな～と思うのは、二人が完全にすれ違う結果になった手紙についての誤解を解くシーンが無かった事かと。
そのせいで、ホントにいろいろな不運が重なって互いに想い合いながらも背を向け合ってしまっていた二人がぎりぎりに間に合うわけですが、邂逅のシーンに物足りなさが……
あぁ、でも確かにいろいろありすぎてて全部を説明してしまうのは無理なんですけど……あの手紙のお話だけは欲しかったです～～（一番インパクト大きかったので…）

ん？そう言えばヒーロー、ヒロインの時の結婚式の費用、どうしたんだろう？（笑）
一応元はチャリティイベントだったはずだけど……ｗｗ（いえ、彼にとっては些細な金額なんだとは思いつつｗｗ）　は！倍額寄付か！

そう言えば、結構ストレートに感情を出すヒーローでなんだか可愛かったですｗｗ

『すみれ色のウエディング』
んでもって原作。未読。
◆発行◆2008.12.

タグ：綾部瑞穂 リズ・フィールディング 『コンサルタント』 『一夜の恋』 『誤解』