『ルール破りの恋』長崎真央子

『ルール破りの恋』
◆コミック化◆長崎真央子
◆原作◆エマ・ダーシー
◆発行◆2011.4.



「もし僕に恋愛感情をもったら解雇だ」
個人秘書として雇われた初日に、ボスのマシューから釘を刺されたアン。確かに彼は魅力的だけど、誰がこんな尊大な男に惹かれるものですか！　
有名歌手の母がスキャンダラスな亡くなり方をして以来、娘であることを隠し、堅実に暮らすアンにとって、傲慢でプレイボーイの彼は頼まれたって近づきたくない相手。
だが彼の妹によってアンの秘密が暴かれてしまう！　彼女を見るボスの目も変化し、ふたりのルールがほころび始め…！？
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長崎先生とエマ・ダーシーの組み合わせ…？っとびくどきしたのですが、予想以上の好感触にうはうはですｖ

原作既読なのですが、やもすれば気風がよ過ぎるととられかねない作品を長崎先生の甘く幻想的で流れるようなタッチで上手く纏めて下さってあって、うならせて頂きました～
ヒロインの『さばさばしすぎてるんじゃないの？』っという感覚は…原作の方が強烈です。
ただ、その分二人の感情のぶつかり合いが印象薄くなっているので『この作品もう少し読みこんでみたい！』と言う方は原作とのあわせ読みをぜひお勧めしたいです♪

そうそう、残念ながらヒロインが腹いせに怪しい柄もののパンツを買ってきたエピソードはカットされておりました。ちっ！（笑）

あ、コミックとしてはかなり上位レベルで面白かったですｖ　
私、長崎先生の作品なら『恋のマナーを教えて』が一番好きなのですが、この作品はその次です！っていえるレベルｖ
漫画家さんと原作者さんの良さと毒がかなりうまく交じり合って印象深くなっているかと！

タイミングと原作の好みの問題で長崎先生の作品拝読するの久々の気がするのですが…ちょっと線が骨太になられた？　あ、作画がじゃなくてペンタッチが。（き、気のせいだったかしら？）
最初はあれ？っと思ったのですが、長崎先生独特のトーン使いとマッチしておられるので、逆にしっくりと。でもちょっとだけ残念な気も……

小ネタなんですが、ヒロインがわんこと接するエピソードがさり気なくかわいくて、見かけるたびにによによしてしまいましたｖ

『ルール破りの恋』
んでもって原作。既読。
◆発行◆2010.2.

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