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I-2160『永遠に覚めない夢』 ジョージー・メトカーフ [◆ハーレクイン・イマージュ]

永遠に覚めない夢 (ハーレクイン・イマージュ)『永遠に覚めない夢』
◆ジョージー・メトカーフ
◆邦訳・2011.4.
◆原作・2001.

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まばたきよりも早く、恋に落ちていた。
それはきっと、この輝く夏の海のせい。
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何もかも忘れたくて、自分を信じられなくなって旅に出た。仕事も辞めて、憧れの祖母の故郷へと。
だが、目的もなく一人で過ごす休暇は精彩にかけて浮上できない。
そんな時、海岸で少年が岩場に頭を打ち付けた所に居合せ、病院に付き添い治療を施す事になる。
そこで出会った少年の父親である医師に思いがけない印象を受け…そして、お礼もかねてと休暇の沢山の部分を一緒に過ごす事になり、否応なく気持ちが揺れ動く……

医者らしい気概のあるヒロインと、保守的ででも優しくて頼り甲斐のあるヒーローの柔らかい物語でした。医療シーンがかなりあるのでそこのインパクトが柔らかさにかなりの重みを加えていますが。

ヒーローがそれはそれはじわじわとヒロインに寄り添おうとしていく展開から目が離せなくて!
強引とも細やかに優しいとも言えないその手腕はヒロインが確信を持てなくても仕方ない展開なんですが……彼の思考を想像すると楽しくて!

ヒーロー息子が
「リサと一緒に住みたいって、パパに言ったんだ。だけど、一緒に住むのは結婚している人だけなんだって。だったら結婚すればいいて言ったら、それは男の人と女の人が愛し合っていないとだめだって言われた。だから、リサがパパを愛しているかどうか知りたいんだ。もしそうならパパと結婚してずっとずっと一緒にいられるでしょう?」
(うう、何処を区切ったらいいかわから無くて科白全部…)
と、言ったシーン。
う、裏を返せばパパは彼女を愛してるって言っちゃってるって事じゃないのかしら?(笑)パパがリサを愛しているかどうかは問題にならないの?w
良かったですねぇ?先にバラされなくて(笑)
あ、そうしたらあんなに遠回りはしなかったのかしら?

恋に落ちたのは激しく深かったのに、自分の迷いを吹っ切るには期間が短すぎて…飛び込んで行けないヒロインの気持ちがじれったい。
ただ、その気持ちを確証するシーンが印象的で(ちょっとパラノーマルじみてるけど)いいんですよね~v

今まで刊行されてきたジョージー・メトカーフの作品と比べたらちょっと弱いかな~?
二人の過去に深く掘り込まれなかったと言うのもあるけど、同じくらいラストシーンに衝撃がなかったかも?

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