D-1261『一夜の恋は永遠に』 ケイト・ハーディ

『一夜の恋は永遠に』
◆ケイト・ハーディ
◆邦訳・2008.12.
◆原作・2007.

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忘れられた誕生日は、
一生忘れられない誕生日になった。
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今日は私の誕生日。でも、家族は仕事ですっかりそんな事は忘れてるし（愛情がない訳じゃないのよ？研究馬鹿なだけ）同居している親友たちは３人とも忙しそうで……
でも、一人淋しい誕生日なんか嫌だわ！　今日は一日休みを取って、昔からやってみたかったことをするのよ！
広場の噴水で泳いだり…大聖堂のささやきの回廊でささやいたり（子供っぽいって言わないで！…子供の時からの夢なんだから！）……そう、素敵な男性とキスしたり。

でも、完璧な理想の男性を見つけたけど、彼にキスするなんてとても出来そうにない（それはそうよ。それじゃ痴女だわ！)　諦めて記念に写真を一枚撮っておこうとしたら……
『なぜぼくの写真を撮った！』
捕まってしまったの！
訳を話すと彼は、たいくつしのぎに（そうに違いないわ)私の誕生日に付合ってくれることになったの、キスを手始めに……

で、出来ちゃったのです。
そのあとの二人の遠距離恋愛ぶりとヒロイン親友たちのスタンスがいい感じでｖ
ヒーローが『それ』を受け入れられなかった理由は切ないし……
そして、二人が譲り合えるラインが上手く引けなくて破綻……

ラストのいたせりつくせりのプロポーズが凄かったです！
かつてここまで整えてから落としたヒーローがいただろうか？（しかも、手間隙も無茶苦茶かかってる！）
その前のヒーローにいらいらっとさせられたのがここですっかりひっくり返りましたよ！

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