『婚礼の夜に』 黒田かすみ

『婚礼の夜に』
◆コミック化◆黒田かすみ
◆原作◆エリザベス・ロールズ
◆発行◆2008.10.



初めての舞踏会、初めてのワルツ、初めての恋…。ティルダは淡くときめいた紳士にひどい言葉を浴びせられ、深く傷ついた…。
7年後、ティルダは付添人（シャペロン）として、従妹に求婚した公爵のパーティに出かけた。
現れた公爵の顔を見たとたん、ティルダの顔から血の気が失せた。
「彼は、あの時の…！？」
忘れえぬ恋の思い出に心乱されて…！？
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◇１９世紀・英国

彼は私に気付かない。惹かれるはずでない未亡人に心乱される公爵。年齢差だけではない彼との違いにとまどう従妹。何も知らずに愛らしい彼女に惹かれる青年……
交差する恋心。絡み付いてくる過去のいきさつ。

原作を読んでからコミック作品を読んだのですが……すっごい詰めて内容がきれいに１冊に収まってます！
ただ、その分詰まり過ぎてて情緒関係が置き去りになってる感は否めないかも。
だけど……近作の黒田先生の作風だとこれであまり違和感がないのでいいのかもしれない……と、もやもや（笑）
狂犬との対峙のシーンとかちょっと緊迫感がものたりない～～
ヒーローの『結婚したいのは彼女だ！』と無意識自覚のシーンとかもっと欲しかった！！

ヒロインが思い悩むシーンとかヒーローのさりげないまなざしとかきゅんｖと、くるのですが……

この作品に関していえば、コミック作品を読んでから原作小説で情緒＆詳細補完がお勧めかもｖ（あのシーン無い！なんでだ～～と言うもやもやが少なくて…いや、ほとんど省略されてるエピソードとかあるんですけどね！）
原作のほうでは二人の心のすれ違いにも～～身悶えましたからｖ

そして、やっぱりタイトルに突っ込みたくなるｗｗｗ
えぇ、婚礼の夜にね。まさか婚礼の夜にね………！

『婚礼の夜に』
んでもって原作。既読。
◆発行◆2006.6.



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タグ：黒田かすみ エリザベス・ロールズ 『１９世紀ヒストリカル』 『過去の傷』 『シングルマザー』

コメント 2

さ・・・探さなきゃ！原作探さなきゃ!!!

この漫画、好きなんですよ。（黒田かすみさんの漫画家作品全般が好きなんですけど）

原作で情緒面が補完されるならぜひ読まねば（笑）

でも、マンガ1冊にまとめるとなるとどうしても駆け足になってしまいますもんね～。

ああ、探さなきゃ。
by なすか (2009-04-09 11:14) 

＞なすかさん
げ、原作いかがでしたか？（どきどき）
私、この原作身悶えて眠れなくなりました(笑)　黒田先生の絵で情景を補完しながらもう一度読み直したい気もｗｗ（マンガを先に読むと先がわかっちゃって悔しいので読むまで保留してました…が、もう一度情緒保管したいｗｗ）

１冊だとどうしても駆け足か、かなり端折るか、かなり変わるかになっちゃって悔しいですよね～～
作画面では安定されるのですが～～
by 合歓木ゆん (2009-04-09 21:32)