LS-68『炎のメモリー』 シャロン・サラ

『炎のメモリー』
◆シャロン・サラ
◆邦訳・2000.4.
◆原作・1998.

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
わたしを愛して！
永遠に、あなたを覚えていられるように。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
LS-64『女相続人ケイシー』のヒーロー弟にして前作でも大活躍だった私立探偵のローマンの物語。

働き詰めだったローマンは長兄のロイヤルに無理矢理休暇を押し付けられ、山奥のキャビンに向かうところだった。
雲行きはだんだんと怪しく…キャビンに着く頃には雷と悪天候で停電。すぐにベットに潜りこむ事しか考えられなかった。なにかがおかしいと感じる間もなく。
深いはずの眠りはすぐに破られた。潜りこんだベットの下から這い出した謎の人物－－記憶喪失で傷だらけの女性の存在によって……

『あの』冷たいローマンが少しずつ溶け出していく過程がいいのですｖｖ（姪にめろめろなのはよく判ったｗｗ）
そして中盤では身元がわかって一度は別れた筈の彼女を追いかけて！！
作品的には型どおりの内容なんですが、ヒーローのキャラクターがこの作品を違うモノにしていてｖ

兎も角（笑）ヒロインの記憶喪失の解明。そしてダッフルバックの謎と事件の解明が手に汗握る作品でしたよｖｖ

自分的に残念なのは、ヒロインが記憶をなくした過程が種明かしの前に全部漏れちゃってる事。
ヒロインが記憶を取り戻す時と同じに、もっとだんだん断片だけ漏れてきたら面白かったのになぁ～っと思ってしまうのです。

ど～しても『女相続人ケイシー』のイメージが離れなくて(T_T)
面白い話だと思うんですが、あっちの方が好きだわｗｗ

記憶をなくしたら―『閉ざされた記憶・炎のメモリー』
◆再販◆2005.6.


『炎のメモリー』
◆コミック化◆美里遼子
◆発行◆2008.11.

ぽちっとお願いｖ

タグ：『記憶喪失』 シャロン・サラ