『摩天楼の影』 別府ちづ子

『摩天楼の影』
◆コミック化◆別府ちづ子
◆原作◆マリー・フェラレーラ
◆発行◆2010.3.



17歳の頃、恋人に暴行された過去をもつタニア。
忌まわしい事件を忘れるため、研修医としてER勤務に没頭しても記憶は消せない。男性を遠ざけて、毎日くたくたになるまで働いても眠れない夜もある…。
だがそんな彼女に、ケガでERに運ばれてきたハンサムな男性ジェシーとの出会いが勇気を与えた。ジェシーのやさしさと愛に包まれてようやくタニアは心を開き始めるが、その矢先、彼女の周りで不可解な事件が相次ぐようになって…?
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ロマンス風味の軽いサスペンスと言った感じ。
ロマンス…だと思って読むと物足りないかも？テンポが軽くなってる分ロマンス風味も軽くなっているような？
原作はもう少し重たい展開かもしれませんが、別府先生がコミカルに小気味よく処理されているのですごくテンポよく読めます。

ただ、ヒロインの過去に重たいモノがあるので…う、あらすじで逃げれるから大丈夫かな？
そのことをきちんと彼に告げられて、それを真正面から受けとめるヒーローにすごくきゅんｖとくるのですよｖｖ
二人が惹かれ合う過程があっさりだったのをカバーできるくらい！

別府先生の作画はすごく動きがあるのでこういう作品凄くあってると思います！
た、ただ、処理に重みがないんですよね(汗)
流石にいつもの作品に比べたら重いのですが…う～今一歩じゃないかと(汗)
ん？もしかしてわたし、衣装のあたりのべたっ貼りが気になるのかしら……別府先生は線が細くて綺麗なのでその辺が短調だと浮く気がするのかも……
ロマンスだし、柔らかい処理されるといいなぁ～

と言うか、このテンポのよさがERのドクターであるヒロインのイメージにあっててすんごいツボですがｗ

原作ではスピンオフがあり、本作ヒロインの姉たちの物語があります。長女・サーシャHTP-2『ボディガードは眠らない』、次女・ナターリャHTP-9『ニューヨークの騎士』、三女・ケイディHTP-38『ボディガードは永遠に』
紹介がしっかり入っててキャライメージもあるのでイメージ持って読むと楽しいかもｖ
本作の手応えを見るとさかのぼってコミック化されると面白いのかも？と、思いますが…売れるかどうか怪しいかも（汗←酷い）



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『摩天楼の影』


『摩天楼の影』
んでもって原作。未読。
◆発行◆2009.2.


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タグ：『過去の傷』 マリー・フェラレーラ 別府ちづ子 『ドクター』 『サスペンス』