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『ディーヴァの復讐』 碧ゆかこ [◆ハーレクインコミックス]

ディーヴァの復讐
ディーヴァの復讐 (ハーレクインコミックス・キララ)『ディーヴァの復讐』
◆コミック化◆碧ゆかこ
◆原作◆テッサ・ラドリー
◆発行◆2010.4.



ジェマは燃えるような赤毛の歌姫。
双子の妹を破滅させたのは、ギリシアのリゾート王、アンジェロ・アポロニデスだと信じ、復讐を胸に、妹になりすまして彼に近づく。一方、アンジェロは、3年前に自分を裏切ったジェマが性懲りもなく舞い戻ってきたことに怒りをあらわにした。
だが、彼女は以前とどこか違う。再燃と呼ぶには激しすぎる、触れあうだけで稲妻が走るほどの欲望。そして今、彼女の体だけでなく心までも自分のものにしたくなるのは、なぜだろうか?
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ギリシアの富豪の3人の従兄弟たちの物語…ミニシリーズ、『真夜中の億万長者』の1作目。
長女(で、いいかな?)の長男、アンジェロの物語。

少しずつ明らかになる妹の生活ぶりと…アンジェロの磁力。それに抗うヒロインとは裏腹にいらだたしくもヒロインに惹かれてゆくヒーロー。
二人の葛藤がじわじわじわと……

復讐…と言うより、「何があって妹が死んでしまったのか」が知りたくてもぐりこんだような印象が抜けません。ヒロインの性格が『復讐してやる~~』って感じではないせいもあるけれど。

そして、答えの出ない疑問だけど、『妹』は復讐を望んでいなかったような気がするの。この結末は実はずれているんじゃないかしら…?
ここで出てくる『復讐』は妹の復讐の代理じゃなくて、妹を奪われたヒロインの復讐だよね……でもなんかすり替えてない?ん?摩り替えてるのはヒーローかしら?

この作品の中で一番残念なのは、ヒロインが歌う歌のイメージがおんなじに見えちゃうこと…かしら?いや、碧先生の作画はとっても綺麗なんですが……彼女がいつも歌う歌はどんな感じの歌で、代理で歌ったステラ・アーギラスはどんな雰囲気の歌姫で『あなたこのタイプの歌もとてもいいじゃない』と言われたのはどんな歌だったのか?
どんな歌で彼に愛を吐露したのか~~
彼女の歌声が聞いてみたいです~~

個人的にミニシリーズの中で一番碧先生のイメージな作品です♪
二人の距離感とか視線の雰囲気とか…本気でなさそうな演技をしているのにめちゃくちゃ本気なところとか(笑)
あの顔で『何をしているんだ、こっちにおいで。君を抱いていたいんだ』とか言われるんですよ!?(支離死滅)

ディーヴァの復讐 (ハーレクイン・ディザイア)『ディーヴァの復讐』
んでもって原作。未読。
◆発行◆2008.9.
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