『金の瞳のシーク』 碧ゆかこ

『金の瞳のシーク』
◆コミック化◆碧ゆかこ
◆原作◆テッサ・ラドリー
◆発行◆2010.5.



運命の恋に落ちたのは留学中のロンドン、何も知らずに無邪気に愛しあい、狭いフラットで結婚生活をスタートさせたタリックと私――彼がシークだと知ったのは、砂漠の王国ザイードに降りたったあとだった。
妻として宮殿に迎えられたジェインだが、そこに彼女の居場所はなかった。義父である国王からは疎んじられ、愛する夫からは浮気を疑われ、とうとう国外追放されてしまう。
あれから5年――ジェインは彼との決別を胸に誓い、ふたたびシークの住まう灼熱の大地を訪れた!
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ギリシアの富豪の３人の従兄弟たちの物語…ミニシリーズ、『真夜中の億万長者』の２作目。
次女の長男でありシークで時期国王のタリックの物語。

のほほんヒロインとめろめろ無愛想ヒーローの物語…の気がします。が、ヒーロー無自覚で（いや、なりふり構わず結婚してしまうくらいには自覚あるかな？）奥さんの存在と自分の仕事（語弊）のバランスがうまく取れなかったところに強力な横槍が……
そんな復縁物語なのですが。なんかもやもやがふりきれなかったわ～

３作の中では…なんだか一番つかみどころを感じられない作品でした（汗）
なんだか砂を手でつかんでさらさらとすり抜けていく感じで……
周りの状況は激動なのに、二人の感情がなんかこー……もっと激情に燃えてもらいたかったと言うか……
ヒロインがぽやんぽやんのせいかしら？？（もやもやもやもや）

あぁ、でも、ヒーローの鷹匠のシーン、かっこよかったｖｖ　裏表紙、あのシーンでもいいのに～ｖｖ（構成的に無理ですが）

『金の瞳のシーク』
んでもって原作。未読。
◆発行◆2008.10.

タグ：テッサ・ラドリー 碧ゆかこ ◆真夜中の億万長者◆ 『シーク』 『復縁』

コメント 2

これ、原作の方がもっとモヤモヤするから漫画読んでモヤモヤするのは仕方ないのかもしれない（＾＾；

コミック読んで、随分とすっきりさせたなぁって思ったもの…。
by なすか (2010-07-27 14:43) 

＞なすかさん
この記事を書いた後、なすかさんのところの記事を読むのを自分に解禁しました |ω･`*)

諸手を挙げて…ではないけれど、コミック化ですっきりしたほうなのですね…と。まぁ、面白みである毒の部分もすっきりしてしまったのかもなんですよね…
個人的には碧先生はもうちょっと毒がいいとは思うんですけどね～
by 合歓木ゆん (2010-07-27 21:31)