『熱砂の花嫁』 藤田和子

『熱砂の花嫁』
◆コミック化◆藤田和子
◆原作◆リン・グレアム
◆発行◆2011.2.



ティルダは母の話に愕然とした。知らぬ間に母が巨額の借金を抱え、この家も立ち退きを迫られているなんて!　
しかも借金の相手はバカール王国の皇太子ラシャド。２度と会いたくない、かつての恋人。彼はベッドをともにしないティルダをあっさり捨てた卑劣な男なのだ。
それでもなんとか返済を待ってもらおうと面会に行くと、彼はティルダの全身に冷たいまなざしを這わせて言い放った。
「君が提供できるものでぼくが欲しいのは、君との情事だけだ」と。
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ミニシリーズ『非情な恋人』の一作目。ともに富豪の後継ぎである三人の親友達の連作。
一作目は中東の王国バカール王国の皇太子ラシャドの物語。

愛好家の方には『リングレですから』な展開をお約束できます。

藤田先生のリングレ原作は二作目。前作の時も思ったのですが、少女マンガの時の藤田先生のファンの方ならすっごく楽しめると思います！　（逆に原作付の作品が好きな人なら物足りないのかもしれません）
一作目（砂の迷路）はヒロインが若い（と言うか幼い…？）こともあってきゃぴきゃぴな展開だったのですが、今回はお約束を傾倒しつつ…いきがっているめろめろヒーローが振り回される感じですｗｗｗ（ひっつめで普段着きたヒロインを見て『５年前の僕はいい趣味をしていたわけだ』ってどれだけめろめろなんですか）

そうは見えないままにじたばたするヒーローが楽しい。楽しすぎます……
描いてないけど頭の上に『がーん』とか『どよーん』とか入れたいシーンがいっぱいｗｗｗ
その上一人でどつぼに嵌ってですね……

もう感動すると言うより笑ってきゃいきゃい楽しむスタンスでイイと思います……けど？
（そういうハーレも大好物なので素直にミーハーしてる私ｗｗｗと言うか藤田先生がすごく楽しそうなのが画面から伺えて楽しい……こういう風に息抜きされると作品にメリハリがつきそうです♪　少なくとも一時期走りすぎてる感じがしていたのが薄れておられる気がします）

だってもうバカールに帰ったあたりから周到にネタ廻ししながら展開するコメディというかコントというかｗｗｗｗ
哀愁漂うヒーローの背中がもうおかしくてｗｗｗ（いや、本人達は至極まじめです）
一番のメインであるはずの『酷いわッ』のシーンでまで笑ってしまった私を許して下さい……（いや、本気でスイッチ入ってたんです）

そしてこの後、百瀬先生、小越先生のリングレ作品へ続くわけですね…？
わ、笑ってていいのかしら私？笑えそうなんですけど私。笑いを止めれなさそうな組み合わせ…　ごめんなさい笑いが止まらないまま読んでしまいそうです……

『熱砂の花嫁』非情な恋人◆１
んでもって原作。積読。
◆発行◆2008.11.

タグ：藤田和子 リン・グレアム ◆非情な恋人◆ 『シーク』 『再会』

コメント 2

ついったでお世話になってますみくです。
こちらでははじめましての感想です。
リングレは苦手な作家さんで原作が読めないので
各先生方の素晴らしい手腕で読ませていただくのが楽しみ♪

by みく (2011-02-06 10:08) 

＞みくさん
きゃ～～～ごめんなさい(；´Д`A ```
ついったでお返事していたらこちらのコメントもお返事した気でいました～～
『熱砂～』楽しまれたようで何よりですｖｖ
私はリングレは好きなのですが、大量に読むと食中り（違）を起こすので最近原作買ったのに積んでてコミックで読むことが多い…謎です～～

今回はさらに漫画家さんリレー方式で繋がりながらも個性が光りそうでそこも楽しみですよね♪

こちらでもよろしくお願いします(*_ _)人
by 合歓木ゆん (2011-02-13 00:14)