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R-2511『無邪気な愛人』 ダイアナ・ハミルトン [◆ハーレクイン・ロマンス]

無邪気な愛人 (ハーレクイン・ロマンス)『無邪気な愛人』
◆ダイアナ・ハミルトン
◆邦訳・2010.7.
◆原作・2009.

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憎しみしか知らない彼が
愛を知る日はくるのだろうか。
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個人看護師のボニーは長きにわたる治療が終わった患者から一つの頼み事をされた。長年の確執から対立し、今や父自身を破産させようとしている息子と仲直りをする橋渡しをして欲しいと言うのだ。
ボニーは、彼の息子の対応に腹を立てつつも、彼のためになんとか連絡のとれないその息子を訪ね説得し仲介しようと奮戦する。
だが、その彼が休暇を過ごしているらしいと言う島まで来て行き詰まってしまう。そんな時、その彼の使用人らしい男性と出会い、強く惹かれる事になる。
その彼が、探し人その人で、彼女の事を父の愛人だと誤解しているとは思いもよらず……

ヒーローが復讐を誓う理由が至極もっともで。(この理由は冒頭から出てきます)
相手が自分の実の父であろうとここで復讐すると誓わなければ男じゃ無いでしょう!?いや、実の父だからこそ憎しみが増すと言いますか……
そんな理由であるのにヒーローのことを責める彼女にはらはら。でも、彼女が責めたくなる気持ちもわかるので(と言うか、内情とは言え彼女がわにいるその父親が明かしてないんだから仕方ない!)どうしようもなく見守るばかり……

その上、ヒロインが騙されていたと知った直後にタイミング良くお邪魔虫までやってきて(笑)

そして、彼女が愛人でないとわかった後、彼が父親を憎む理由を知った後の二人の行動がもどかしいけど素敵なのですvv
こんな復讐を企てる人の…いいえ、ここまで深く復讐心に燃える人だからこその愛し方で彼女を抱きしめる一途なヒーローにうっとり。
惜しむらくは邂逅したヒーローをもうちょっと見たかったなぁvと(笑)

発行年数から、ダイアナ・ハミルトン作品としては遺作にちかい作品だと思いますが……彼女の作品は遡ってもっと読んでみたいと思っています♪ 心があったかくなってふわんっとする作品が多いのですよねぇv

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