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R-2517『罪と罰と小さな秘密』メラニー・ミルバーン [◆ハーレクイン・ロマンス]

罪と罰と小さな秘密―ダイヤモンドの迷宮〈6〉 (ハーレクイン・ロマンス)『罪と罰と小さな秘密』
◆メラニー・ミルバーン
◆邦訳・2010.7.
◆原作・2009.

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六年前の真実を知らせても、
彼を苦しめるだけ。
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キャシーは刑務所からの仮釈放期間中、孤児院で働いていた。
が、その孤児院が王家主催の支援パーティーに招待された所為で……かつての恋人であり、今は時期王位継承者、摂政の地位についている王子セバスチャンと再会してしまう。
自分がどんな嘘にまみれ、傷ついてもいい。彼のためにも私のためにも、絶対にこの事実を洩らしてはいけない……
そして、キャシーは更なる偽りを被り、嘘の鎧で身を固める。

ミニシリーズ『ダイヤモンドの迷宮』六作目。アリスト王国第一王子セバスチャンの物語。

恋人の事を何も知ろうとしなかった時点で、彼の報いは当然だと思うし……もっと知っていたら彼女を牢獄の中に入れてしまう事もなかったんじゃないかと思うと涙なみだ。体だけの関係だったとしても親密な関係であったからこそ彼女が負うはずでないはずの傷に気付いて欲しかった……

沢山の秘密を守ろうとして、抱えて、嘘を紡いでしまう彼女が苦しい。
彼女を信じられない彼の心理と、若い頃の浅はかさが苦しい。
しかし、その中でもキャシーの最大の秘密であるサムが可愛くて可愛くてもうvv

まさかアリスタの長兄がこんな展開になるとは思わず吃驚してちょっと消化不良だったのですが、ミニシリーズを最後まで読んで、この展開だからこそシリーズとして落ちつくのかと納得。
ミニシリーズ中で一番もやっとするかと思いますが、これがキーになる訳ですね……
しかし、こんな使われ方をするとは(汗)

この作品のハッピーエンドは、ミニシリーズが最後まで終わったあとにひっそりと訪れると思う。
そう、二人の二人目の子供が生まれる頃にv
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