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I-1947『涙のわけは…』 ジョージー・メトカーフ [◆ハーレクイン・イマージュ]

涙のわけは… (ハーレクイン・イマージュ)『涙のわけは…』
◆ジョージー・メトカーフ
◆邦訳・2008.6.
◆原作・2005.

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第六感が告げている。
彼にはようじんしなさいと。
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I-1934『誘惑はプロポーズのあとに』のヒロイン兄の物語。
前作では両親は兄ばかりを大事にしていると妹に拗ねられていたお兄さんですが、心に負った傷を抱えて、妹の勤める病院に転任してきて……
産婦人科のドクター同士のロマンス。
二人の過去の傷と職務内容がシンクロして切なく苦しい物語となっております~

過酷な職場環境の中、思いがけず惹かれ合う二人。一線を越えてしまった二人のもとに嬉しくも悲しい報せが入る。
嘘はついていない。出来ないのではなく、生めない。
命の重さに苦しみつつ、愛おしさに心引き裂かれそうになる。
(コミック読む人なら、津谷さとみ先生の画で読んでいただきたい~~)
子供を救いたいからだけじゃない。彼女を救いたくて、彼は解決策をさぐる……もうこのシーンが愛情に満ちていて!!

ヒロインの趣味が盆栽……なにかの亜表記から思ったらホントに盆栽……しかも、心の師匠がイツオ・スギヤマという日本人と言う本格派。なにかに惑った時は会いに行くらしい。
なんと珍しい設定……と、思っていたら、ヒロインが盆栽をしている理由が…切ない!もう涙涙です。
日本人であり、盆栽の心がわかるだけに沁みます!

心を閉ざした二人だけに導入はすこし入りにくかったのですが、はまってしまうととても素敵なお話で……

また、この作中で次作(I-1958『雨の夜の記憶』)への前ふりがしてあります。
ヒロインが出会った彼と同じ瞳をした女性。彼女は……


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