I-1958『雨の夜の記憶』 ジョージー・メトカーフ

『雨の夜の記憶』
◆ジョージー・メトカーフ
◆邦訳・2008.8.
◆原作・2006.

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彼の冷たい態度はなぜだろう。
そのヒントは、失われた記憶の中にある？
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I-1934『誘惑はプロポーズのあとに』I-1947『涙のわけは…』の関連作。
彼女がこの病院に赴任してきたのには大きな理由があった。名乗り出られなくてもいい。片親は違うとはいえ唯一の血縁である兄弟たちのそばにいたくて……
だが、赴任先の病院で、一人の医師と再会する。
彼の名はニック。大学時代に彼女が惹かれた唯一の男性。彼の方は私の事など知らなかったはずだ。こんな目立たない私の事など……
なのに、彼は酷く冷たい目で私の事をにらみつけてくる。
なぜ？もしかして、消えてしまった事故の時の記憶の中にそのヒントがあるのだろうか……？
そんなとき、彼女の娘が大病を患うことになる。治療のために、少しでも可能性を探るために名乗り出なくてはならなくなり……

この作品、ヒーローの心理がすごく切なくて胸にせまるの！
学生時代に捕まえた唯一の愛がどうして失われたのか、それが何故だったのか。判るようになるまでと判ってからの心情がすごく苦しくて切なくてもうもうもうもう！！（彼女に子供がいると判った時の衝撃とその後の愛おしさも堪らない…！）
そして、とある事情がわかったときの………！！！

二人が乗り越える事になった苦難が大きくて。大き過ぎて。
ホントにホントにスピンの最終話での大円団に感動！　ううう、よかったようよかったよう
是非ともこの三作、纏めて読んでいただきたいです～～～！！
（どの作品も面白いと思って読んだんだけど、この作品でとどめをさされました～～～ｖｖ）

そしてこの作品は雑誌掲載にて三浦浩子先生の手によりコミック化済み。
こちらもとっても良かったです～～ｖｖ
内容自体はきちっと原作を踏襲してあるので安心して読んでいただけますし、嬉しい不意打ちでヒロイン娘ちゃんがものすっごくかわいいの～～ｖｖ

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