R-2410『身代わりのシンデレラ』エマ・ダーシー

『身代わりのシンデレラ』
◆エマ・ダーシー
◆邦訳・2009.8．
◆原作・2008．

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身代わりのシンデレラが恋したのは、
冷酷なイタリア人大富豪。
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ジェニーは交通事故で亡くなった親友イザベラになりすまして仕事をしていた。
もともとは、一緒に事故にあった時身分証明を取り違えられたのが原因だ。そして、彼女が亡くなる前、イタリア系の彼女に承諾を得てイタリア系の観光施設で働くために名前を借りていた事も。一緒に暮らしていたフラットも、彼女のものだった。ここを追い出されたら彼女は仕事も住む所も無くしてしまう。天涯孤独だった二人同士、問題無いと思ったのだ。もう少し…もう少しだけお金が貯まるまでといい訳をしながら…ここにいたかった。彼女なら許してくれるはずだと。
そんな時…亡くなった彼女を訪ねて…ジェニーの事を亡くなった彼女だと思い、彼女を訪ねて酷く傲慢な男がやってきた。祖父が危篤で、生き別れた孫に会いたいのだという。
罪悪感に駆られたジェニーは真実を告白するも、死を目前にした祖父にそんな報せは持ちかえれないと……イザベラとしてイタリアに来るように脅されてしまう。

どのキャラクターもとても印象的で。
ちょちょちょっとまって！っと言いたくなる展開てんこもりなのに、すとん、っとストーリーに嵌るんですよね……
最初、この二人が惹かれ合う事に展開的に違和感も感じたのですが、情熱の盛り上がりっぷりにそらしかたない！っと思わされました(笑)
摩り替わっていた事にはらはらしたのに…ハラハラしたから特に、おじいさまの最後の言葉に大泣きさせられました(T_T)
あーもーやられた！！
ヒーロー鈍いけど、おじいさまに免じて許すッ！(笑)

あと、意地悪キャラの顛末にすんごく納得。その心理はわかる。憎めないなぁ～

『身代わりのシンデレラ』
◆コミック◆岡本慶子
◆発行◆2012.1.

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