D-1307『恋は花火に似て』ケイト・ハーディー

『恋は花火に似て』
◆ケイト・ハーディー
◆邦訳・2009.6.
◆原作・2006.

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
彼への思いは花火のように激しく、
そしてはかない。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ひょんなことから知り合いになったアパートの階違いの二人。遊び人のプレイボーイと言っても良い彼だが、彼女に対しては飾らず気軽に接する事が出来る…親友ともいって良い関係だ。
だが、ある日、弱りかねた彼が彼女に頼み事をしてきた。危篤の床にいる父親のために婚約だけでもしているふりをしなければならず、相手として希望にそうのは彼女しかいないと言うのだ。
恋人としてはつりあわないかと思っていた二人だったが、ながされて一緒にいる間にいつの間にか……
だが、気持ちの盛り上がり以上に事態は展開してしまい……

親友とも言える関係になったとは言え、気になる男性がセックスしている気配をつきつけられるって……う、う、ううう～～ん
私だったら相手の顔を見られなくなりそうなんですが（汗）

やっぱり一番楽しかったのは（笑）彼の両親が今までの彼の恋人とは違う雰囲気の彼女を気に入ってしまって、飾らずに対応する彼女にどんどん納得してゆく場面でしょうか（笑）

ラストは、『彼女に』らしい告白でによによしてしまいましたｖ

タグ：ケイト・ハーディー 『偽りの恋人』 『親友』 『隣人』 『ドクター』

D-540『花嫁は誘惑禁止』 キャシー・リンツ

『花嫁は誘惑禁止』
◆キャシー・リンツ
◆邦訳・1994.1.
◆原作・1993.

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「結婚の契約書だって？上等じゃないか」
「ほら、ここにベットを共にしないという条項があるでしょ？」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
４年前に大喧嘩をしてわかれた二人。
それを機にヒロインは弁護士の資格を取り…地元に戻って来ると仲の良かった二人の父親がいがみあいをしてお互いの足をひっぱっている！
やめさせようと彼の所へ相談へ行くと……一番良いのは二人が結婚する事だと言い出し！？
だが、彼の目的はわかっている。愛されてもいないのに…ベットへ行くためだけに結婚するものですか！　憤った彼女は婚前契約書にとある条項を書きこみ……

最終的には解消されるわけですが……何をするにしても彼女には一言も言わないと言う彼のスタイルに腹が立って腹が立って。四年前彼女が彼と別れた事がすご～～～く納得な訳ですが、それを全然わかろうとしない傲慢な彼にぽかーん。たぶんこれ、彼は自分がされたら凄く怒るんですよね…怒った所の横っ面をぶん殴ってやりたかった！！
そういう意味ではラストのヒーロー改心が物足りなかったですが、二人の心の揺れ具合＆父親達の仲直り＆仲直り後の息の合いっぷりがおかしかったです～～

タグ：キャシー・リンツ 『弁護士』 『再会』 『契約結婚』

D-748『シンデレラより幸せ』 ジャン・ハドソン

『シンデレラより幸せ』
◆ジャン・ハドソン
◆邦訳・1998.5．
◆原作・1997．


＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
来年の誕生日までには、豪邸に住んで、
ＢＭＷを乗り回せる身分になるつもりよ。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
お金が欲しい！大事なのは愛や情熱より、安定とそれを作り得るお金だわ！
そんな信条を胸にアイリッシュは若き億万長者たちの集うクラブの取材を企画した。一番のお目当ては主催者のジャクソンだけど、十人のハンサムたちは誰も極上の夫候補だ！なんとしてもこの美貌で誰かを落として見せるわ！
そんな気合を胸にテキサスへとやってきたはずなのに、出会った瞬間ヒトメボレしてしまった彼は、交易所の彫刻師！　惹かれる気持ちに蓋をして、夫候補に目を向けるのだが……

彼女が上記の脅迫観念に駆られてしまった理由が(汗)理由があってですね。
なので、基本的には美人なのに気取りがなくて優しくて機転が利いてすごく素敵な女性なのです。
そんな彼女の内面に惹かれてトラウマを優しく包み込んでゆく展開が素敵……と、言いたいのですが(笑)『金持ちと結婚する～～』と、それしか見えていない彼女に本当は自分に惹かれている事を認めさせるべく奮闘するヒーローが……やりすぎｗｗｗｗｗｗｗあなた変な人ｗｗｗｗｗｗｗ
そのうえ『金持ちだから結婚する』のではない理由で彼女と結ばれたい彼は、自分もうなるほど金を持っている整形外科医で…ジャクソンの従兄弟だと言う事を伏せちゃうもんだからもうｗｗｗ

ラスト、ヒロインが怒るのは当たり前だと思いますｗｗ

それでも、うきうきとして楽しいお話でしたｖ
この作品で気になるカップルが出て来はしたのですが……
D-866『純白のイヴ』に続く。本作ヒロイン妹と、本作中でも活躍したヒーロー従兄弟でありジャクソンの弟、マットの物語。

タグ：ジャン・ハドソン 『ひとめぼれ』

D-428『ベイビーが先！？』 ジュディス・マクウィリアムズ

『ベイビーが先!?』
◆ジュディス・マクウィリアムズ
◆邦訳・1991.9.
◆原作・1990.

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
どうしても子供が欲しくて決意した人工授精。
なのに、お腹の赤ちゃんの父親だと名乗る男性が現れて…？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
子供が欲しくて欲しくて、人工授精を決意したヒロイン。
病院で施術を受け、一度で成功！
だが、その報告をすると、カルテが入れ替わっていたせいで、彼女に間違った精子が提供されたことが発覚し……
相手は…そう、施術をした病院で目のあった魅力的な男性……

年齢も(笑)性格も、凄くぴったりの二人ｗ
意地の張り合いと互いの妥協点と軽快に交わされる会話の数々が楽しいｖ
読みこんだ妊娠に関する本でヒロインを追い詰めちゃうヒーローとかｗｗ

引っ掛かるとしたら、人工授精で父親なしで子供を作ったヒロインと、同じく人工授精で代理母を介して子供を作ろうとしたヒーローだってことかな……それもまたおんなじような理由で……
いや、そういう話なんですけどｗｗ

この話、読んだ気がして仕方ない…
おかしいなぁ？？

『ベイビーが先!?』
◆再販◆2002.3.（ハーレクイン文庫）

タグ：ジュディス・マクウィリアムズ 『人工授精』

D-783『週末だけの関係？』ジュディス・マクウィリアムズ

『週末だけの関係？』
◆ジュディス・マクウィリアムズ
◆邦訳・1999.2.
◆原作・1998.

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
互いの気持ちを知らないまま、
婚約者を装う二人。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
二人はヒーローが起こした会社を二人三脚で盛り上げてきた。
ずっとそばにいたけれど、『結婚を毛嫌いする彼』に片想いしている事は知られてはいけない秘密だ。知られてしまえばこの心地よい関係が崩れてしまう。
彼女は知らない。彼がずっと『彼女は男性を怖がっているのだ』と思い、恋心を打ち明けられないでいる事を。
そんな二人が、ヒロインの実家のパーティーをきっかけに婚約者を装うことになり……

二人の妄想暴走っぷりがおかしい。
これがまたもう二人共でｗｗｗ

この妄想暴走っぷりのせいで、『自分は結婚に向いていない』と、思いこんでいたヒーローがいつの間にか『自分は父親に向いていない』と意識が変わり、『向いてない自分とでも彼女は結婚してくれるだろうか？』と傾いていく様がもうなんだかなちゅらる。いつの間にお前、考えが変わったんだよｗ　と、何度突っ込みたくなった事か。

ヒーローはただ、自分を知らなかっただけ。
と言うか、以前変な女に摺り込まされていたせいで……実はとてもおいしい夫候補でしたｖすばらしいｖｖ

ただ、ヒロインに偽の婚約指輪と称して「彼女のために選んだ指輪」を渡したとき、『以前別の女性のために買った』と、言ったのだけは戴けなかったわ（笑）

『ボスに恋愛中』嘘のまま愛して・週末だけの関係？
◆再販◆2006.9.（リクエスト）

タグ：ジュディス・マクウィリアムズ 『秘めた恋』 『偽りの恋人』 『オフィスラブ』

D-368『キューピッドは誰？』 エリカ・スピンドラー

『キューピッドは誰？』
◆エリカ・スピンドラー
◆邦訳・2010.6.
◆原作・1989.

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
社交界のはみだし者である自分に
彼が興味を抱き始めているなんて？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
冒頭は誰かの思惑ではじまります。
葬式のシーン、ヒーローとヒロインを思う男の意志……

その後、ヒーローはヒロインの出生の秘密を知りそのために彼女に近づきますが…その出生ゆえに社交界のはみ出し者になった（というか演じるようになった？）彼女の本当の姿に触れ…徐々に彼女に惹かれるように……
ヒロインはヒロインで父親も判らない私生児の自分に彼が本気のわけがないと踏み込めず（涙）

それ故に、彼女の出生の秘密がわかり、それを彼が知っている事がばれた時の展開が…（滝汗）たのしい(にやにや)
本気でそれで彼女を口説き落とせると思ったのか！？

気の強いヒロインと名家特有の傲慢さを振りまわすヒーローが面白かったですｗ
仕事上、雇い主と一部の部署の責任者である二人のやり取りも面白い。

ただ、私が鈍いのかキューピッドが誰かな～？って事はなんとなく判るものの、どういう風にキューピッドしたのか判りませんでした…も、もしかしてあの記事なのか！？(それを悩み過ぎて物語に入りこめなかったと言うのに！)

『キューピッドは誰？』
◆再販◆2000.11.

タグ：エリカ・スピンドラー 『過去の傷』 『人外生命体』

D-637『ロマンスに向かない男』 ケイト・ロンドン

『ロマンスに向かない男』
◆ケイト・ロンドン
◆邦訳・1996.2.
◆原作・1995.

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
漸く見つけた可愛い我が子とその娘。
その生活を見守りたいのに、思わぬ邪魔が……
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
なんと孫もいる男…４４歳ヒーローと３８歳ヒロインの物語。

ヒーローは、20年近く前離婚した妻がその関係への腹いせに会わせることもなく隠してしまった娘を漸く探し出していた。
彼女・ファロンももう21歳。３歳の娘もいる。……だが、奔放な母親に早々に見放されてしまったせいもあり人間関係も生活も落ちつかず……何とかして匿名の手段で彼女たちを小さな街に住まわせた。
あとは少しずつ知り合っていって……父親だと名乗りたい。最悪の男だったと母親にずっと吹き込まれていなければもっと早くに名乗りをあげるのに。
少しずつファロンに近づいている彼を、苦々しい思いでにらんでいる女性がいた。彼女の働くカフェのオーナー、家族のようにファロンたちの面倒をみているタリューラだ。悪い虫がつかないように目を光らせているのだ。
あんなに若々しくて可愛らしいファロンに彼のような年寄りはにつかわない！

攻防戦ののろしをあげていた二人はいつしか……

えっと、ヒーロー、真っ直ぐすぎてロマンスに向かないんだと～～～
今までは『娘を探す～』に一直線だったしｗ　そんな真っ直ぐさがヒロインにジャストヒットｗ
過去の傷を抱え男性との関係に一歩踏み出せなかった彼女が翻弄されつつ彼を操縦する様が面白い(*´ω｀*)
関係自体は初々しいのに、洞察力深く互いを思いやる二人の関係がとても大人っぽくて素敵なお話でしたｖ
ヒロインと娘とに彼の正体がばれた時のハラハラ感も！

タグ：ケイト・ロンドン 『生別れの家族』 『過去の傷』

◆気になるおすすめハーレコミック◆