『婚約ワルツ』 小林博美

『婚約ワルツ』
◆コミック化◆小林博美
◆原作◆バーバラ・マクマーン
◆発行◆2007.9.



モリーに訪れた、人生最大の大ピンチ。
それは、モリーを裏切った元カレが新しい恋人を連れてくるパーティに、一人っきりで出席すること。
『憐れまれるのは嫌。素敵で危険な魅力あふれる男性が現れて、フィアンセ役を務めてくれたら…』
彼女の悩みを聞いたバーテンが薦めてくれたのは、理想どおりの男性・ニック。
でも、この出逢いが波乱の幕開けで！？
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小林先生のハーレ作品は一通り読んでいるのですが、一番好きな作品は？と、聞かれたら私はこの作品をあげます。
原作ともどもストーリー展開が大好きなのもあるんですが、この作品珍しく？冷酷ヒーローじゃないんですよね。
小林先生ヒーローのあの冷たく暗い眼差しでぎんっとにらまれるのが苦手なので（汗）いや、それがどんどん融けていくのがいいっちゃぁいいんですが（笑）（……そういえば、この作品以降は冷酷ヒーロー減ったような？）
そして、ヒロインも綺麗なだけじゃくて、生き生きとしてかわいいｖｖ　どこか無邪気ではっきりとした芯があって楽しそうに微笑むとことかきらきらしててヒーローと一緒にきゅぅんとしちゃいます（爆笑）

それと、この作品のキャラクターのもう一つの魅力はあらすじに出てくる『バーテン』
実は彼はヒーローの関係者なんですが、黒髪でどこか影のあるヒーローと並ぶと金髪で謎めいた雰囲気が薫りたって凄く素敵ｖｖ（まったくもって彼のスピンがほしいわｖｖおいしい職業だしｖ）

キャラクターぱかり語りましたが、感情と共にどんどん深みに嵌っていく偽装婚約の展開もすっごく面白いですｖ
冒頭のバーでバーテンに理想の男性を紹介されちゃうシーンだけは『はぁ？』と思いますが、その謎？も後からどんどん解けて行って……


実は丁度この作品が雑誌に掲載されるちょっと前に原作を読んでて、気持ち良くコミック化されていた事と、大好きな科白がきちんと入ってた事に凄く感動した記憶がありますｖ

「それじゃ…この結婚は続くのね？」
「普通の婚約のように終わらせる事もできるけどね」

「え？」

「結婚式で」
　　　「………結婚で？」

コミックを読んだあとに再度コミックを読むように原作を読んでも楽しめる作品だと思いますｖ（こうやって読むとコマとコマの間が想像力で繋がってうっとりしますｗｗｗ）
原作もオススメですよｖｖ

『婚約ワルツ』
んでもって原作。既読。
◆発行◆2004.4.

ぽちっとお願いｖ

タグ：小林博美 バーバラ・マクマーン 『偽りの恋人』

コメント 2

この記事を朝読んで…（以下略）です。

バーテンの彼のスピン、ないんですか～？
ありそうなのに。。

この作品も、最初から最後まで幸せな気持ちになりました♪

ヒーロー母が誤解して大喜びして引くに引けないって展開、実は好きなんですよ～
by なすか (2009-06-17 13:28) 

＞なすかさん
きゃ～素敵な昼休み（以下略）

ちょろ～と調べた限りではないみたいなんですよ～＜スピン
バーバラ・マクマーン自体があまりスピンを書かれる作家さんじゃないのかも？　何作か読んで素敵な脇役が何人も居て(笑)スピンを捜して撃沈した記憶が……

バーテンの彼はバーテン姿も素敵ですが、ねこを脇に抱えて物憂げに電話をしている姿が素晴らしくて素晴らしくてｖｖ

展開もですが、ヒーロー母もいいキャラクターですよねｖ
こう、はかなくて守ってあげたくなるようなｖｖ　ヒーローが「母のために！」と言い出してヒロインが同意しちゃうのがほんと納得！
by 合歓木ゆん (2009-06-18 11:08)