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Z-20 サマーシズラー2008『運命の恋人たち』 [◆季刊本/その他]

サマー・シズラー〈2008〉運命の恋人たちサマー・シズラー2008 『運命の恋人たち』
◆邦訳・2008.8.



・『古城の秘密』ヘザー・グレアム        ◆原作・1992.
・『ベネチアに恋して』スーザン・スティーヴンス ◆原作・2007.
・『ふたりの記念日』ナンシー・ウォレン     ◆原作・2005.
・『スリリングな週末』イザベル・シャープ    ◆原作・2005.
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2008年のサマーシズラーは2冊! で、今までの『真夏の恋の物語』からサブタイトル変更。
そのうち、ウエディングもバレンタインもするんじゃないか……あ、この2種は季節性が曖昧だったり難しかったりするからどうだろう?

で、この本は1/2のお話と1/4のお話と1/8のお話2本の四話組み
どこからこんな短い話を…と、思ったらスピンシリーズのこぼれ話?

◆『古城の秘密』ヘザー・グレアム
夏!古城!……と、くれば、幽霊~~~
冗談ではなく。
会った事もない筈の曾祖父の遺言開封に立ち会うためにイギリスを訪れたヒロイン。
ヒロインの目的は遺産ではなく、母の謎の言葉の解明……だが、その地に降り立った時から不思議な出来事に巻きこまれ……そして城で出会った二人の魅力的な男性。一方の奇妙な行動、もう一方の不可解な言動。そして批難。
いったい何を信じたらいいのか…そして、遺言状の中身は?母の過去の災難とは?

はらはらと、ぎゅっと詰まってて面白かったですv

◆『ベネチアに恋して』スーザン・スティーヴンス
美術品収集家と鑑定家の恋
誤解と偏見に満ちた出会いはひとめぼれを巻きこみ大変な事に!
『煌姫』とか思い出したv
贋作の裏にあった作品ってピカソとかゴッホあたりだろうか……

一風変わって面白かったけど、展開早くて感情振りまわされて大変でついて行けないトコが(汗)
ラスト、それでヒロイン納得だったのかなぁ?
ちょっとスピンを匂わせる作品でしたよ?

◆『ふたりの記念日』ナンシー・ウォレン
タイトル通り、愛の再確認物語。結婚一周年記念日編。
ごくふつーのカップルのどこかにありそうな物語。
ナンだかにやけましたw

この部屋の先客カップル、ジャイルズ&アイリーンの正体が気になるんですが、スピンかしらとか考えるのは悪い癖でしょうか(笑)

◆『スリリングな週末』イザベル・シャープ
上記の『ふたりの記念日』と同じホテルでの物語。
友達以上、兄同等、恋人未満の二人の物語。ヒーローはずっと彼女の事を大切に思ってましたが……とある機会がきっかけで二人はすすんで(笑)同じホテルに泊まる事に…そんなどきどきストーリーv
やる気満々(二人の関係を違う方向に)のヒーローと戸惑うヒロインが可愛いv
舞台自体が官能系なのでテンプテーションなストーリーですが、楽しかったvv短かったのが残念(T_T)

◆追記◆
『ふたりの記念日』と『スリリングな週末』は《ハッシュ・ホテル》にまつわるスピン連作のこぼれ話的作品。
『ふたりの記念日』に出てくる先客カップルはHA-44『週末のファンタジー/ナンシー・ウォレン』での脇役カップルでしたv このホテルがどういうホテルなのかスピンシリーズを読んで理解してからのほうがより楽しめましたv



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