『恋とワインと伯爵と』 瀧川イヴ

『恋とワインと伯爵と』
◆コミック化◆瀧川イヴ
◆原作◆アン・メイジャー
◆発行◆2009.9.



アメリアは、街中でとてもすてきなフランス人男性に偶然、2度も出くわした。これはもう運命の人だわ！
デートを申し込まれ、有頂天だった彼女だが、自宅で新聞を開いて、その男性がきわめて有名なプレイボーイ伯爵レミーだと気がついた。そんな有名人が私なんかを相手にするわけがない。どうやら彼の目的は、アメリアが相続したおばの遺産らしい。
それならそれでもいい。恋人にふられたばかりのアメリアは、恋の達人レミーにある願いを叶えてもらおうと決心した！
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あらすじと作品の印象がずいぶん違っておりました･ﾟ･(ﾉД`;)･ﾟ･
実はその前からヒロインは遺産のことでヒーロー一家とやりあっていてですね…もっとしがらみの無い形を想像していただけにもやもや。というか、そんなに大きな遺産だとは露ほども思わず！（あらすじ読んでると『そんな遺産があった事を知らずにいていつの間にか相続してた』のかと…）

そしてくるくる変わるヒロインのイメージ。強気なのに乙女。
ん～～確かに表紙・裏表紙・あらすじで物語ってる通りなんですが…

瀧川先生の作画としてはいつもどおりな感じなんですが、このヒロインの不安定さがハマってなくて『中の下』くらいに感じてしまう……

てか、もやもやもやもや…
ようは多分物語の流れが苦手なのかもしれません……情事とかパパラッチとか呑み過ぎて二日酔いとか……
てか、こういうどろどろっぽいのが瀧川先生のイメージじゃないのかも……う～ん
お好きな方、ごめんなさい～～

『恋とワインと伯爵と』
んでもって原作。未読。
◆発行◆2009.4.

ぽちっとお願いｖ

タグ：瀧川イヴ アン・メイジャー 『遺産』 『休暇の恋』

コメント 8

あらすじは原作のをそのまま載せてるんだと思うんで、コミックではカットした部分もあることを考えれば、イメージと違ってくるのはいつものことだ、大分慣れましたが…、てゆーか、私に想像力がないだけ？（笑）
※コミックでは１回しか会ってないジャン！、と突っ込みを入れたくなりませんでした？

私はヒロインのイメージはそんなに変わんなかったです。
それよりも「『契約○○』ってとこが前作と一緒だ」でテンション下がり↓、「ワインの飲みすぎでトイレで吐いてるのは「恋に落ちたボス」と同じだ」でクスっとしたり↑、これらは偶然なのか？瀧川センセが好きで選んだのか？で頭ひねりましたが…（笑）

色々ムニャムニャすることがあっても（いつものごとく、お互いを好きななった理由が少し弱いとか、ヒロインはハワイ在住なのにあんまり日焼けしてないとか）、作画が安定していて、安心して読めました。
これは前作と比べてとかではなく、コミックだからだと思います。
小説だと文句タラタラのハズ……たぶん（汗）
※自分のレビューでは小説は文句が多いことに最近気づいた（汗・汗）

でも、最近、ヒーローがレーサーっていうのが増えてません？
ゴージャスなイメージがあるからかな？

by ヨッシー (2009-09-05 13:27) 

悪口ではないのですが、最近瀧川さんの絵が雑に見えてしかたありません…。なんでなんだろう。
以前の本はみんないいなと思って買ってたんですが、ある時（ハーレ社で描き始められた頃くらい）を境になんかバランス悪いなと思い始めて…。
ハーレ社で出された本は全然買ってなかったりします。
この本の表紙もヒーローの顔がヒロインよりでかく見えて、なんか…あとヒロインの仏頂面も…（ごにょごにょ）
表紙ってやっぱり大切ですよね。
by 安都士 (2009-09-05 20:29) 

＞ヨッシーさん
チェックしてみました！＜原作のあらすじ
今作は完全に原作のあらすじを短くしただけ…ですね……いつもでしょうか？（今まではそういうイメージ無かったんだけど？）
描き下ろしでコミックの場合は袋入ってて中身見えないことがほとんどだしあらすじもちゃんとあらすじにして欲しいですよねぇ！？（と、思うのでおかしい時は突っ込んでますｗｗ　実はそのためにあらすじをのっけているのですｗｗ）

あ！ほんとだ＜一回しか
なんだかぶつかった時とお茶した時が違う時のような気がしてました……

と言うか、今作はヒーローもヒロインも好きになれなかった上にストーリーも好みでなかったという完全に個人的な理由でがっくしでした……
ただ、好きな人はたくさんいらっしゃるだろうな～～と、思うと悔しいっす（苦笑）

もうちょっと間を空けてから読むと印象違うでしょうかねぇ(ノд・。)
思わずこんなすぐ感想あげちゃってちょっと反省中です……


時事ネタ的なものもあるのでそのせいかも？＜レーサー
by 合歓木ゆん (2009-09-05 23:37) 

＞安都士さん
私的にはイマイチ響かなくなってきたのはＤＸで描かれた頃からなんですが(^_^;)（これはただ単に原作がイマイチだっただけ…なんであの作品をＤＸに…）
ハレ社でのお仕事が入りだしてからほぼ２ヶ月ごとに刊行＆連載ですからね……乱れてきたと言うか大味になってこられてて切ないっす。

ハレ社の最初の頃は原作と作画がハマってて良かったんですが……

で、実は５月の宙の『取引は誘惑で』が雰囲気が初期の頃っぽくて喜んでたら最後ががっくりだった……･ﾟ･(ﾉД`;)･ﾟ･

by 合歓木ゆん (2009-09-05 23:41) 

この記事とかコメント見てて、「あ～やっぱり最近大味だなーって思ったのは私だけじゃなかったのね、よかったー」とか思いましたｗ

バロン家の恋物語とか超好き好きだったのに、私がHQの雑誌を買い始めた頃の連載あたりからなんだかとっても自分のツボから離れてきてる感じがしてて満足度が低下気味だったんですよね～。（まぁ、作画の適当度が赤丸急上昇なのは〇杉〇南子先生の方じゃないかとも思うんですが）

最近はコミックの表紙のカラーの発色も悪い気がします～もっと鮮やかだったと思うのに～（これは発行元のせいかしら？）

どうもこの表紙のせいで余計に食指が動かず、今回もパスしてしまってます。設定萌えもないというのもありますが。
by なすか (2009-09-07 15:49) 

＞なすかさん
まぁ、瀧川先生の場合は『あれ？』って言う程度かとは思うんですが……実は一番気になり始めたキャラクターの髪の生え際のあたりだったりしますｗｗ……最近ちょっと落ち着いてきた感じはするような気がしてたんですけどねぇ（はぁ）
気を抜くとのっぺりになりそうでびくびくですよ（何事？）

あと、思い切って言っちゃうと間違いは無いんだけど同じ表現処理が多くて印象に残りづらくなってきてると思うんです……（原作と読み比べすると流石に綺麗に纏まってるな～とは思うんですが……）

表紙は発行元の色彩設定のせいもあるかと思われます。
宙の方は若干蛍光入ってる気がするんですよ。
まぁ、ベースカラーがあの背表紙なので……
宙の背表紙が思わず『う”』っとなってしまうはではでピンクなのでハレ社は落ち着いた色合いにしようとしてこうなったのかな～っと勝手に思っております。（前面イラスト仕様だしあまり威圧感のない配色にするため？とか思ってました…）
それか…ごにょごにょ……

これ、見比べるのは両社で描かれている先生の『肌』を見比べると一目瞭然かと。
by 合歓木ゆん (2009-09-09 00:33) 

大味ですか～
言われてみると確かにそうかも…

瀧川イヴ先生、好きな作家のお一人なんですけど、
確かに最近作品が印象に残らない気が。

宙出版のハレコミ創刊当時の初作品
「スペインの光と闇」とか「渚のノクターン」とか
良かったのに～
特に「結婚の条件」なんて話もキャラ設定も最高でした！
一体何度読み返したことか。
もう少し製作ペース落とされた方がいいのかも。

今回の「恋とワインと伯爵と」でよかったのは、
亡くなったヒロイン叔母のキャラ造型。
それくらい。
もー、ヒーローはレーサーに見えないし、
フランス人にも見えないし、
本来なら敵役になるべき脇役はいい人っぽいし、
しかもワインはさっぱりフィーチャーされてないし。
いっそヒロインを「川島なおみ」にしたらどうなのとまで(爆)
いえ、そこまでワインにこだわってるわけではないんですが。

しかし、パリだのハワイだのロンドンだのと、
取ってつけたような浮いた舞台設定にもうんざり。
その上、書き分けできてませんもんね。
話の内容が良ければ、そんな細部にまで気はいかないんですが。

瀧川先生には何とかレベルを元に戻して欲しいと切に願う次第です。
by まお (2009-09-10 23:50) 

＞まおさん
そうなんですよ～～
気にしないよう気にしないようしてたんですが……（いや、十分アナタ今までいろいろ書いてますｗｗ）

初期の頃はホント良かったですよね！
舞台がアメリカ以外でも全然ハマってましたｖ
最近はアメリカ以外の舞台設定が出てくるとちょっと首をかしげる事しかり。アメリカだとなんとか見えてる気がします……

これから雑誌の方で連載が入りますし……それに合わせて落ち着かれる事を願ってますが（そのための連載なんだと思いたいんです！）
連載もスピンだし、下手をすると前作とおんなじ印象のまま終わっちゃうので……
by 合歓木ゆん (2009-09-14 19:07)